しつけ縫いがNGになる縫い方を知らずにやっているかもしれない

洋裁を自宅で学べる「ずぼらでパリコレ」オンライン講座とは

洋裁を自宅で学べる「ずぼらでパリコレ」オンライン講座とは

こんにちは。「ずぼらでパリコレ」洋裁が自宅で学べる一年講座の小川タカコです。

洋裁が自宅で学べる一年講座では、324回目からいよいよファスナー付けを初心者でも間違いなく縫いつけられる安全な方法の講義に入ります。

今回はNGしつけ縫いを気が付かずにしていませんか?というお題です。

しつけ縫いをしてもミシンで縫うとズレてしまう

しつけで縫ったのに、ミシンをかけたら無惨なほどズレてしまって、手に負えないとがっかりしたことはありませんか?
「しつけで縫ってからミシンをかけると、失敗しない」

このアドバイスをよく聞くと思います。

しつけで縫ったのをミシンをかけても、プロでさえ縫いズレてしまう動画を撮りました。

洋裁が自宅で学べる一年講座ではあまりご経験がない方でも、ファスナーの苦手意識をなくしてもらうために、325回目から講義が始まります。

ファスナー付けでの失敗は、ねじれたり、ステッチが曲がるなどのほどいて縫い直せる失敗の他に、ファスナーの土台の金具や、ファスナーのムシをミシンの縫いで破損してしまったら、ファスナーの交換になってしまいます。

しつけ縫いをプロがやりたがらない理由

洋裁が自宅で学べる一年講座では、325回目になってようやくしつけ縫いの方法をお伝えします。

プロはしつけ縫いに頼らない方法で洋服を縫う練習をします。

もちろん洋裁が自宅で学べる一年講座にご参加いただいてしつけで縫うことを禁じていませんが、しつけでズレてしまうことをお教えするより、具体的にズレないためにプロがやる、技を覚えて頂くことからスタートしました。

  1. しつけ縫いは手で縫うため、時間がかかります。
  2. そして、頼りになりにくい性格を持っています。
  3. 針が工場内で自由に使えると、出来上がりの商品に針混入の危険が高まる

しつけ縫いをするデメリットは、ざっと考えても幾らでも出てきます。

しつけ縫いをファスナー付けに使う理由

しつけ縫いはもちろん洋服を大量に生産する量産工場で、完全に禁じられています。

しかし、ファスナーやその他の失敗したときに、リスクが高いものに対し、私はしつけ縫いでかかる手作業の時間よりも、一発で失敗なくキレイに縫える方法を考えています。

サンプル屋の時に請け負う立場では、ファスナーも問屋にアパレルメーカーが注文したものですから、失敗した時に「交換をください」と言うことがプロとして出来ない訳です。

サンプルですから1着にファスナーは1本しかありません。
ファスナーを工業用ミシンの速いスピードで大破させると、針が粉々に砕け散って、それは恐ろしい音がします。

「ボキっっっっ!!!!!!」

針が折れる時の音はただでさえ大きい音がして、工場中の人が「だれ?」と作業をやめて、音の出所と犯人を探します。

非難の注目があつまるなか、「私がやりました」と挙手するのは非常に恥ずかしいことでした。

ミシン

しかし個人的な恥よりも、

問題は針を折ったときに

  1. 生地を傷付けていないか?
  2. ファスナーなどをの部品を破損させていないか?

生産する側として、失敗してはならないことが生地やファスナーなどの破損です。

針が折れても、ミシンは自動に停止してくれないので、折れた太い針が、自分でストップさせるまで生地を貫いてしまうということがあります。

生地はミシン針の折れた、太くなって傷だらけになった部分で、織り糸を引きちぎられて、大きな穴が空いたり、織り糸がズレて模様や柄が狂ってしまうことがあります。

ファスナーも同じで、金具の部分に針が突き刺さると、金具にとんでもない穴が空いて、使い物にならなくなります。

ファスナーが大嫌いになってしまうトラウマにもなります。
そこで、ファスナー付けには金具の位置を、何度も目打ちで突っついて、手でプーリを回して金具のないのを確認して、金具を通り過ぎてからモーターで縫っていました。

ところが、(金具はないはず)だったのに、居たのかーー!というミスを完全に防ぎきることは難しい事でした。

 

しつけ縫いのやり方をファスナーで取り上げます

しつけ縫いは動画でもやって見せていますが、実際に役に立たない理由があります。

洋裁が上手に縫えるようになるためには、まずミシンで縫うとズレが出来てしまうものなのだという、ご理解をいただく必要がありました。

しつけ縫いを325回目でやっとお伝えするのは、しつけの縫い方を何気にやったら役に立つものにならないということを、実際に感じてから、しつけ縫いを覚えて欲しいからです。

必要なところにつっかい棒になるしつけ縫いは、あなたの強い味方になります。
ただ、強い味方になってくれるのに依存していると、いつまでもミシンが脅威なままで、おぼつきません。

ファスナーは取り換えが利かない部品ですので、しつけを縫って失敗を完全に防いだ安全走行をしたいものです。

 

しつけ縫いはどうして役に立ってくれないのか?

「しつけで縫ってからミシンをかけたら大丈夫、しつけ縫いをしてでもダメなら慣れです」

こんな言葉を聞いたことはありませんか?

私は確かに慣れで、洋裁の技術を体得しましたが、その数や年数は、数えきれないです。
年間生産枚数なんて、考えたこともないほどの枚数を縫っていました。

アトリエ勤務の時は1日のノルマが3着ですしね(笑)

量産工場では1時間に80着くらいのダーツを縫い、追いつきすぎたら脇縫いのヘルプをし、夕方にはベルトのステッチのヘルプに入ったり。

それも先輩の人や、プレタポルテの美しい商品を横目で見ながら、自分で改善点を見つける努力をしてきて30年です。

しつけ縫いに何の希望を感じなくなるまでに1年とかかりませんでした。
(社長や先輩の目を盗んでつけ縫いをしても、ミシンで引っ張られたらおじゃんになる)ということを、身をもって知ったということです。

(あなたが慣れるまで頑張らなきゃいけないのか~)とお感じになったとしても、この枚数や年月がもったいないと思いませんか?

 

役にたたないしつけは、何気に縫っているしつけ縫いだから

しつけ縫いをするときに、あなたは何気に縫っていませんか?

運針というのが大正や昭和の前半は、やらされていたようです。
家庭科の雑巾縫いができなくて、お母さんにやってもらったという逸話がたくさんある、あれです(笑)

私のしつけ縫いの動画でも、距離は飛び飛びですが、縫い方は運針と同じ方法です。

縫う

こういう上から針を刺して、下から針を抜く、ごく普通の縫い方でしつけ縫いをしたらNGということです。

しつけの縫いが揺れたら、ミシンに対してはNGなしつけ縫いでしかない

しつけ縫いの効果があるように縫えたか、せっかく縫ってもしつけの効果を為さない縫い方であるかを判断する簡単な方法があります。

しつけで縫った場所を、ミシンでこれから縫いたい方向に揺さぶってみてください。
しつけ縫いが左右に振れるかどうかで、しつけ縫いの強度が分かります。

しつけ縫いをした裏側が、自由に揺れてしまうとしたら、そのしつけ縫いはミシンを縫う時には、何の役にも立ちません。

あなたがしつけで縫う手間をかけたとしても、願いはミシンへ届かず、出来上がりはいびつになってしまいます。

それはプロの私がやっても同じです。

縫製を職業にする者は、しつけ縫いをあまりあてにしないのはこの為です。

 

上記のように手間がかかる、針混入などのデメリットもあります。

何度もミシンの縫いで失敗をしても、しつけ縫いを奥の手にしない理由は、安定した結果がしつけ縫いに期待できないからです。

ということを逆から考えれば

しつけ縫いが揺さぶりに強く縫えて、難しい部分をミシンで縫っても、一発で失敗なく縫い上げることが出来れば、しつけ縫いは強力な武器になります。

もう一度書きます。

しつけ縫いで縫い代が動く原因を排除して、
ミシン縫いの時に断固、縫い代が揺れないようにしつけを縫えれば最強の武器が手に入るということになります。

運針の縫い方で、しつけ縫いをしてもミシンの動きに抵抗できず、必然的に斜めに縫いズレが起きてしまうので、しつけで縫っても完成後が良くなりません。

縫い代が前後左右に動かないように、しつけ縫いがしっかり縫えれば、ミシンで縫う時も動きにくいので、あとちょっと足してやるだけで縫いズレが起きないミシンをかけることが可能になります。

洋裁が自宅で学べる一年講座では、誰でも簡単に覚えられるしつけ縫いの方法を、ファスナー付けの教材で取り上げ、325回目から詳しく説明します。

 

この動画は洋裁が自宅で学べる一年講座の抜粋なので、押え金の説明も入っています。
ご了承ください。

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