裁断の曲線で裁断がズレ、苦手なのはハサミの角度で改善できる

裁断

洋裁を自宅で学べる「ずぼらでパリコレ」オンライン講座とは

洋裁を自宅で学べる「ずぼらでパリコレ」オンライン講座とは

こんにちは。「ずぼらでパリコレ」洋裁が自宅で学べる一年講座の小川タカコです。

前回の記事、「裁断がズレて仕方がないときは、裁断方法にズレる原因があるのかもしれない」
を見てくださった洋裁が自宅で学べる一年講座の受講の方から、
「裁ちばさみがうまくショリショリという音を出してくれない」というお声をいただきました。

「もしかしたら裁ちばさみを研ぎに出したりしますか?」と、質問もありました。

私が裁ちばさみを研いでもらう時の注文の出し方と、すごく信頼しているハサミ研ぎ屋さんも紹介しますので、ぜひ見ていってくださいね。

裁断は型紙のキワを切ることに意義がある

カーブの強いところをズラさずに、型紙通りのラインを裁ちばさみで切るのは、ちょっとしたコツと慣れが必要です。
あなたがもし、ローラーカッターで切っているとしたら、問題は少ないのかもしれないですが、大きいものを切るときに不便を感じていませんか?

カッターカッター

私は過去に出始めの時、直ぐにローラーカッターを買いました。
ただ、ボードの上でしか切れないのが苦労します

大きいのとかはみ出しちゃうと、どうにもなんないので使うのを諦めてしまいました。
苦労してボードの上で切るのに、意外に裁ちばさみよりジャキジャキになるのも、ちょっと苛立つのもありまして…

ローラーカッターで切った後に、ノッチ(合印)を今度はハサミに持ち替えて切り込みを入れるので、二度手間なのもどうなのかなぁと思ったりも。

洋裁が自宅で学べる一年講座の15回から始まるサーキュラースカートのウエストのカーブが急なので、裁断のときの裁ちばさみがどのようになっているのかを角度的にわかるように撮影しました。

裁断の時の裁ちばさみがどのようになっているのかを理解してもらうのに、もしかしたらかなりイケるかもと思ったので、公開にしました。
縫い方やアイロンの方法は有料としても、裁断の基礎的な部分は、公開にして皆さんが苦労している原因を半減することが出来たらいいなと願っているからです。

裁ちばさみの持つ角度、生地へを見ていただいて、カーブを切るコツを少しでも理解してもらえたら幸いです。

裁断のカーブのきついところを残して、切る順番を進める

裁断で特にズレが出やすいのは、カーブの急なところなので、脇や裾などを切りやすくて大きなところを、先に切ってしまいます

大きなところ、真っすぐな切りやすい所から切り始めて、カーブを最後に残す方法です。

そのようにすると、カーブが最後にあるのでカーブの底の方の切りにくくなったところは、裁断が済んだところをめくれるので切りやすくなります

めくらないで苦労して結果的にズレてしまうよりも、

裁断のしやすいところを先に切って、切りにくい所だけ残します。

切りにくいところは、裁断が終わっている部分を少しずつめくりながら切っていくと、急なカーブも簡単に切れます

出来る限り厳しい条件を軽度になる方向を考えながら切る順番を決めると良いんですね

裁断してない方をがっちり文鎮で押える

裁断が進んで、カーブを残すところまで切ったら、文鎮を移動して裁断がまだの所を、強力に押え込んでしまいます。

がっちり、ちょっとそっとでは動いたりしないくらいまで、文鎮で固めてしまう。

文鎮がない場合は、重い本は持ちにくいため生地をズラしてしまいがちなのでNGです

裁断用に使う文鎮は重たくて重量がある物が一番です。

動画で使っている、オーブンに直接入れられる鉄皿(重くて安く割れない、広く押さえることが出来るからおススメです)

裁ちばさみ

コンクリート素材のガーデニング用の建物の形は、ニトリで格安で買いました。
雑貨店のガーデニング商品は、文鎮になるものがあるので、チェックしているといいですよ^^

上の緑のものは、ガーデニング用の日時計です。
棒の部分は長くて邪魔だったので、ハンマーで壊して根っこの部分だけにしてありますが、この子も優秀です。

そうして動かそうとしても動かせないほどに文鎮で押えて、安全を確かめて、既に切ったところをめくりながら、切りにくいところを悠然と切ったら良いのです。

動画で私が難儀してますが、頭や腕がカメラの視界に入ってしまうことと、カメラのスタンドが邪魔で邪魔で。
この時、足首は骨折してるわ、左手の親指も折れてるしで、より息切れしてますが、カメラスタンドがなくて、移動してくれるカメラマンだったら、もう全然楽ちんです。

シャリシャリ切れるので、心配しないで下さいね。

二枚重ねて裁断しても全然オッケー

今回は裁断をゆっくり見せるためと、切り方を逆にする方法とを見せるために、1枚ずつ裁断しました。
でも別に1枚ずつしなくても全然いいんです。

大きく縦と横の2辺を地の目を通したものと重ねて、2枚重ねで裁断してもOKです。

2枚重ねの方が当たり前ですが、がぜん効率です。

  1. スカートの脇の所でベルトを取る
  2. 真横に裂くのをスカートに必要な分までにして
  3. ベルト分を余らせ
  4. 必要なスカート分だけをとります。
  5. 1枚目を拡げて、横を整えてから、縦を整える
  6. 2枚目を天地(洋裁用語で、上と下の事)を逆にしないように気を付けて、丁寧に横方向から重ねる

重ねるのは常に横方向から。これを守ってくださいね。

これを書き出すとまた長いので、今回は端折り、動画を載せておきました

裁断の主導権を握れ

カーブを裁断するときに、手首のスナップを使う

裁断するときに生地を押して切ると、ゆがみやすいと前回の記事で書きました

動画の最後のほうに、手首のスナップを効かせて、腕を逆向きにしてさえも、切っている場面があるので、参考にしてください。

生地を押さないで切っているから、体勢的に苦しくても裁ちばさみを思うがままに使えるのです。

切りにくい体勢になってでも、ちゃんと切れる理由は、
裁ちばさみを押して切ろうとしてないから、生地が動かず、自分のポジションの限界までチャレンジできる余裕があるのです。

裁断での余裕が自分側にあることは、裁断の中で何よりも重視すべき点です。
生地が動いたりゆがんだり、生地側が勝手な動きをしてしまっては、主導権が生地側にとられ、あなたは振り回されてしまいます。

裁断でもミシンでも、アイロンでも、要は同じことです。
自分のコントロールで道具を使い、作業の主導権を離さず、物づくりを進めることで思う形の作品になります。

コントロールするには、熟練や経験なんでしょう…?って思う方がいらっしゃいます。

でも、新人の縫い子が一気に、難しいのも縫えるようになる訳がないですよね。

誰に習うのかが、どこで知るのか、それがすべて

縫い子の初心者は「こうやって縫うのよ」と、1度か2度見せられただけで、ぽーいっと放り出されて、毎日業務をします。

3ヵ月もしないで、そん色のないものが縫えるようになります。

「数えきれないほどいっぱい縫うから、理解もするんでしょって?」思われるかもしれないですが、それは違います。

行う作業の何が、結果的にどうなっていくのかの意味を、知っているのか知らないかの違いです。

例えば、ベルトコンベアーに乗っかったように自分の部分だけしか見ずに仕事してても、その成長は自分で気が付くまで放置されてて、進み方はとても遅いです。

作品を作る、型紙から裁断、縫うためのアイロンの準備、ミシンの工程、たくさんあります。

皆さんは私の視点を動画で繰り返し観ることが出来ます。

私が何処を見て、どうやって手を動かして、その時に何を注視してるのかを言葉で吹き込んだものを聞きながら見れます。

講座ではPDFにして、記事ではこのように考え方を言語化して、読んでいただいています。

 

工場ではそのようなコミュニケーションはほとんどありません。

皆無と言っていいかもしれないです。

みんな納期に合わせるために集中していて、仕事中はそんな暇ないし、仕事が終わったら仕事以外の会話をしたいものです。

自分で丸縫いができるようになり独立したい私と、工場の縫い子さんは苦手なところまで縫うことが好きなわけじゃないし、実際得意分野とはいえ、一日中縫いまくってるんだから、縫うこと以外の話したいですよね。

ネットのある今の、宝が何なのかを知ってほしい

工場で仕事をしていた時に、縫う中でときに思い浮かんでくる、ふとした疑問、ちょっとしたコツ、キラッとしたきらめき

そういう自分の中で浮かんでくるヒントが、タイムごとに押していくカウンターに、自覚するより前に消えてしまうのがとてもきつかったです。

ミシンの脇にカウンター付けられて、1枚縫うごとにカウンターを押して時間での数字報告になると、もはや人間ロボットの気分です。

体中がヒリヒリして、それはそれですっごく挑んでいく感じが楽しいです!
仲間と一緒に同じものを作る、リアルな体験は仕事を超えた面白さがあります。

でも、そんな野戦病院みたいな物騒なところで、こにゃこにゃ的を得ない質問なんかしたら、ものすごい雷が落されてしまいます。

 

そういう意味で、ネットのある世界は自分の言葉を何度も吟味出来て、自分の創作を発信できることが出来るのは、ご自身にとって宝になります。

あなたがお子さんがいるなら、実質的に価値のある子供服を作ることに、範囲を拡げてみませんか?

収益にさせるんだと、ゴールを決めてしまうと話も具体的ですよね。

生徒さんが欲しいなら、人となりをずっと発信していくことに先生としての実績を積む前から、発信に慣れていくといいいですよね。

「え?洋裁が上手になったら発信しますよ?」

あなたがそう思ったとしたら、それ、遅すぎです。

全然できないときから「この人の発信って、(よくわからないけど)すっごく情熱が熱いなぁ!」と思ってもらうあなたのパワーを全開にして、書くことに慣れていった方が後がすごく楽になりますよ^^

書くのもコツがあって、長いのを書いたりするのも、勉強すると一気に上手になります。それだけでお金がすごく入っている人も大勢います。人気ブロガーさんという人たちです。

でも、あなたはもう一つの突出したものを持ってたら、勝負は全然変わってくるんですよ。

お子ちゃんとの日常に、創作する成長をプラスするのは、すごく共感を呼びやすいです。
ばあばデビューもそうですよね。

 

ハサミは定期的に研ぐ

「鋏研磨研究会」←全然読めないので、私は「ハサミ研ぎのラリーさん」で検索してしまうけど、絶対出てくるので、ご安心を。

宮城で操業48年になる、とても丁寧なハサミ研ぎ屋さんです。

ラリーさんの何がすごいかというと、扱う生地の厚み、材質に合わせて、ハサミを研いでくれることなのです。
研ぎ屋さんの多くは、研ぎ屋さんが「砥げた」と思った時点で仕事は完了します。

ラリーさんの仕事はその辺、曖昧さが全くありません。
「砥ぎましたが、扱う生地に研ぎの具合はあってますか?」と聞いてくれます。
そして、微調整を加えてくれます。
これはもう、使いやすさのレベルが全然違う世界です。

布の切れ味は、完成度に明らかに変わってくるため、私はすごく神経質で、何も縫えない学生の時から、ハサミは定期的に研いでいるくらい、こだわりがあります。

小バサミも、ラリーさんで研いでもらっているので、切れ味は常に絶好のものを使っています。

ところが面白いことに、工場の縫い子が全員そうかというと、100円のようなオモチャみたいなのを毎日の業務に使う人もいるんですね。
工場では糸を切るだけでなく、生地に切り込みを入れる作業もたまにあるのですが、カウンターで数量チェックがあるのに、切れない小バサミで仕事をする人も少なくないことに、びっくりしました。

切れすぎると困るのかもしれないですが、性格の違いでしょうか。。。

量産工場もサンプルのアトリエも、小バサミに関してはそれほど変わらないが、裁ちばさみだけは裁断用は別格の扱いになります。
裁ちばさみだけは、切れないなまくらでは話になりません。

ちなみに、どこのハサミ研ぎの所へ頼むのでも、

  • コットンならコットンを
  • 化繊や合繊など、
  • 普段自分が使う素材を切れるようにしてくれと、普段使う生地を同梱して頼むのがいいです
  • しかも、ハサミのどこの場所が切れるようになっていると良いか、ハサミの場所を指定して頼むとバッチリに仕上がります。

私は当然、ノッチ(中心などの合印を浅く切り込みを入れて、印代わりにする)のために、先っぽが確実に砥いでもらい、

先端から5cmくらいまでを神経を注いで研いでもらっています。

動画でも、5cmくらいを使うのを説明してます。

あなたの裁ちばさみを、あなたらしくカスタマイズしてくれるのが、優秀な研ぎ屋さんです。

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