ダーツを縫う時に差をつけるプロの縫いはダーツを上手に味方に

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洋裁を自宅で学べる「ずぼらでパリコレ」オンライン365回講座とは

こんにちは。「ずぼらでパリコレ」洋裁が自宅で学べる一年講座の小川タカコです。

前回もダーツのプロのアイロンの仕方について記事を書いたのですが、今回は視点の持ち方としてのダーツについて、ヒントをお教えします。

ダーツを縫うだけの日々

私の発信をお読みくださっている方なら、もうご存知かもしれないですが
私はサンプル縫製のアトリエで修業し、独立して十数年経ってから、量産工場でまた一から叩き直してもらいました。

その時の量産工場は今はもう存在してないのですが、三陽商会さんのブランドを主に生産していました。

ブランド名を覚えないので、どこのブランド?と言われても、お恥ずかしいことですが全くお答えできません。

私が配属されたのは、ダーツでした。

毎日、朝から晩までダーツのみ縫うのです。

非常に困ったのは、サンプルを縫っている癖がついていて、ダーツを縫うと脇をそのままの勢いで縫うために、生地をひっくり返す癖がついていて、自然に手が動いてしまうことでした。
自動糸切りで切ったものを、そのままにして次へ渡さなければならないのですが、つい小バサミで切ってしまうのも、「のろま」のレッテルを貼られ、非常に困難な壁になって立ちはだかりました。

ダーツを縫うだけというのは、全部を一人で縫う「丸縫い」をしつけている立場としては、歯がゆく、自分が役立たずだということが身に沁みて、悔しさと金銭的な圧迫に耐えるだけの毎日だったのです。

 

ダーツはボトムで基本的に最初に縫う場所

ダーツがどうこうというのは別に、工程としてボトムの素早い縫い方をご紹介します。

生地を裁断して、アイロンへ持っていきます。

アイロンで最初に出来る作業はすべてやってしまいます。
接着芯を貼るなどの作業をミシンをかけなくても出来る部分の全てをやってしまうことで時短します。

 

それからをおもむろにミシンの作業に入ります。
ダーツは一番最初にミシンで縫う場所です。

ダーツを縫ってアイロンをし、それから脇を縫います。

ダーツを縫って脇を縫うと、ウエストのサイズが決定します。

洋裁が自宅で学べる一年講座では最後に、大人服のスカートの縫い方を教材にしました。

トップではなくボトムに関して考察を深めたかったのは下記のとおりです。

 

ダーツで決定するベルト付け

ボトムはベルトが付きます。

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上の画像のように、ヨーク(ウエストの切り替え)の場合もありますが、ほとんどはベルトが付いて、インベルや一部分だけゴムの仕立てでした。

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大人服の場合、全部をゴムの仕立ては全くなくて、私がサンプルを縫っていたころは、ベルト付けは欠かせないものでした。
例えば、上の画像のようにヨークの切り替えにしてウエスト寸法を小さく縮めたものに総ゴム仕立てにするとか、かえって面倒くさいオマケが付くのがゴム仕立てでした。

ゴムがどうかはともかくとして、私が一人でサンプルを縫っていた時に、ベルト付けで苦労して縫い直しをすることが何回もありました。
それは下手だったからです。

しかし、ベルト付けに対して私は上手く出来ていると自信を持っていました。
知らなかったからですね。

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ダーツの大切さを工場で教わった

量産工場でその薄っぺらい自信を、粉々に打ち砕かれて、ダーツの本当の大切さに気が付きました。

ダーツでベルト付けの時の苦労が全く変わってしまいます。

極端な話で言えば、ダーツで。寸法が出せなかったらベルトは付けられません。

ちょっと詰めて、ちょっと広げて…という作業がそもそも間違っています。
ダーツは確定する仕事なので、狂っていたらベルトが付ける余地はなしとなるんだと、身をもって知りました。

ダーツ

この画像の素材はレザーのようなので、ダーツの先端が凹むのは理解できますが、画像のようなダーツの先端になることを、悪い意味で「ダーツがエクボになっている」と言います。

頬のエクボは愛らしい意味でつかわれますが、洋裁の場合の「エクボ」は素人という意味になります。

洋裁が自宅で学べる一年講座の中でも解説していますが、ダーツの先端部分は誰しも苦労する部分なので、失敗しやすく、だからこそ「その域を出てない素人」と言われてしまうのかもしれません。

 

困難さと、生地が傷になってしまう両方の意味で、ダーツを毛嫌いしてしまうのは仕方のない事かもしれませんが、とある方法でミシンに触れたこともないお父さんたちでも、プロ級のダーツが縫える方法があります。

さすがにそれをここで紹介することは出来ないですが、ボトムに限ったダーツで、より一層技をきかせるためのヒントをご紹介します。

(YouTubeから引っ越しをして、このように動画も鮮やかに見せられるように変わりました!^^)

ダーツを縫う時に気をつけたいこと

ダーツを縫う時に注意すべきことは、とにかく寸法になるように縫う

それに尽きると言っていいでしょう。
これは講座で解説していますが、「寸法出し」と呼ばれる、ウエスト寸法になるように縫う手法です。

前身頃、後ろ身頃だけの状態の時から、ウエスト寸法に目くじらを立てて、神経質に縫います。

神経を知り減らすほど正確に縫えれば、ベルト付けは楽ちんです!

 

逆に、ウエストの寸法にならなかった場合、ベルト付けではものすごく苦労させられます
最初の状態のほどかなくてはならないこともあります。

ダーツが完成を決める決定打

ダーツは、ボトムを縫う時の決定打になります。

いかに上手に寸法になるように縫えるのかで、その作品の出来栄えが決定すると断言してもいいでしょう。

ウエストの寸法に正確に縫い、ベルトが的確な場所と塩梅で縫いつけられ、ステッチが見事にかけられていたら、それは高級品となります。

ダーツは立体的に服を仕立てる名人

ダーツの素晴らしさで、忘れてはならないのが立体的になるということです。

立体的になった服は、平面の距離感を少なく感じさせるので、着やせします!

ダーツとヒップ寸法がご自身に合ったボトムは、2サイズダウンも夢ではありません。
しかも、生地だけの投資ですから、完成品よりも断然お安くなります。

ウエストとヒップが美しく見えることは皇室の方々の装いで、証明されています。
かの国の女王様は、それほど美しい体系ではありませんが、見事に上品な完成度のファッションをされていらっしゃいます。

ゴムのスカートでは、あのような美しさは醸し出せません。

なにも食い込むベルトに我慢する必要はなくて、ベルトの一部分をゴムにするなどして、窮屈さを緩和することも出来ます。

洋裁が自宅で学べる一年講座では、どうしてもダーツとベルトの関係性をお伝えしたかった理由は、お得さが断然違うからです。

 

もしもオーダーを請けるときにも、ダーツを効率よく縫う技術で、他の人では出来ない領域の完成度にすることが可能になります。

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