洋裁は~縫うのと同じ量をほどき、針痕の傷を最小限にとどめる~

袖なしワンピ

洋裁を自宅で学べる「ずぼらでパリコレ」オンライン講座とは

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子供服を作る時に~縫うのと同じ量をほどくが、針痕の傷は最小限に~

これが洋裁でいうところのキモになる要です。

こんにちは。「ずぼらでパリコレ」の小川タカコです。

【 今回の記事に書いてある事 】

  • 量産工場の人たちの全員が、洋裁の全てを縫えるわけではない
  • 同じ場所だけに特化して鍛えられるからこそ確実性がある
  • 量産工場のラインの人たちは、専門分野以外は縫えない、型紙を読み取れない人が多いと知ってますか
  • 家庭はたった一人だから、迷宮に入りやすい
  • 自分一人で全工程を縫う丸縫いは、当然ながら苦手部門も多くある、リスクだらけ
  • 失敗したときに萎えてしまう気持ちよりも、生地を可愛く思える幸せをつかむ
  • ほどくときは針痕の傷のことを考えて、でも潔く
  • 美しい縫い=美しくほどく 既製品らしさにはコツがあるということ

早く縫うよりも、安定したものを縫う確実さの意味

縫製工場は海外産がほとんどになって、昭和のかつてはあれほどにたくさんあった、縫製工場も今は激減しています。

以前は、縫い方が分からなくても、お母さんが習っていたり、隣のお姉さんや先輩が知っていたりと、教えてくれる人が多かった時代でした。

 

現在は、モノづくり日本は少しずつ職人さんも戻っていますが、失われた技術は途方もなくて、無残な状況下です。

 

ところで、工場の人の手の動かし方は、とんでもなく早いですよね?

量産工場

見もしないで縫うのか!とびっくりしていたら、まじめに目をつぶって縫ってくれるのを見たこともあります。

彼女たちの技術はとんでもなくレベルが高いです。

自分流に練習していたら、何時かはあんな風になれるはずだと思っているかもしれないですが、そこは自己流には限界があって、絶対領域には自分だけで入ることが出来ません。

 

工場の生産方式は、「ラインと呼ばれるもので、工程の順番に並んで、一つを縫ったらその先の作業は次の人が行う、
いわゆる、その人の能力を発揮しやすい、得意とする分野別の分業制になっています。

量産工場の縫い子さんには、不得意な部分は縫えない限界値がけっこうある

工場に最初に就職すると、簡単な場所を縫って個性や性格を判断されます。

アイロンの作業へとにかく突っ込む工場があれば、ダーツを縫わせる工場もあったり、そのやり方判断の仕方は管理者の手腕次第です。しかし、とにかく就職した人の性格を見抜き、特性の活きる場所で即戦力になってもらうために目を光らせています。

 

ところが、毎日同じ場所を縫うと、けっこう難しい物でも1ヵ月でそこそこ縫えるようになり、3か月もするとプロらしい縫い方が出来ます。

 

ダーツだけしか縫わない人は、次の工程の脇縫いの手伝いまでしかしません。
ベルトの得意な人が、ベルトの縫い付けだけをします。

ロックの大好きな人は、裏地表地、関わらずすべて一括してロックをかけるとか。

ベルトを縫う人がダーツに手出しをすると、ベルトが縫いつけられない大きさになってしまうので、ダーツも専門の人に任されています。

このように、全てが工場の威力を発揮する歯車として機能して、初めて量産工場は儲けが出ます。

それだけに耐震の部分は弱くて、同じ場所しか縫えない人が多いと、

  • 難しい物や
  • 進み難いものになった時に、
  • アウトーーー!となってしまうリスクを常に抱えています

 

丁寧に間違わずに縫うためには、訓練が不可欠です。

しかし、量産工場でさえも、自力で先輩のを見て盗んでも、不得意分野には適応しかねてしまうのが洋裁です。

 

見よう真似でも出来ないほど、自分の不得意な部分への攻略する方法を知らないと、絶対領域の手前にさえも行けないことを知って欲しいのです。

 

大規模な量産工場でも、丸縫いの出来る人は1名か2名

1着の全ての工程を縫うことを『丸縫い』と言います。

丸縫いとは、上記のように縫う作業のことだけで、裁断までは入りません。

あなたがおうちで一人で1着の全部を完成させるのは、裁断も込みの話ですから、どれだけ難しいの?という話なのです。

服を縫うことに部分的でも強化訓練を受けている人であっても、自分の担当部署以外を縫わせると、全く使い物にならないばかりか、烈火のごとく怒りだすことも多いです。

ミシンを相手に生産の業務に耐えている人は、気持ちのはっきりした人が多いので自分が嫌なことをしたくないと言える人が多いからです。

私は性格上、好奇心を押さえきれない方なので、違う場所を縫うことは大歓迎でしたが、そういう人は本当に少なかったです。

 

つまり、縫うことに慣れていても、苦手なものを工期のためにまで縫いたくないとう反発の壁はかなり高と言えます

ところで、皆さんは苦手なところも自分で乗り越えて、既製品のようなきりっとした仕上がりにしたいのでしょう?

これはとっても大変な事なんだと、どうかご理解いただけないでしょうか。

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独学で自分を鍛えていくのも良いのですが、常識と思われていることが、全く作れない縫い方であることも多くあるため

洋裁の独学だけは、お勧めできない理由があります

 

洋裁の常識がどうして出来上がってしまったのか

「しつけで縫ってからミシンをかければいい」

「パイピングで包んで縫って…」

「ダブルガーゼの優しさを…」

「カーブはゆっくり進めれば大丈夫…」

この神話のように語られていることが、実は現場では全く使われてない方法なのだということを、多くの方は知りません。

それは本がそういうことを書いてないからであり、多くの初心者向けの本のデザインは見返しではなく、バイヤステープを使っているからです

 

なぜでしょう?

ずいぶん考えてきたのですが、接着芯は生地との相性を合わせる必要があり、多少なりとも知識が必要です。

バイヤステープは出来上がったものが売ってますので、その場で材料が完全にそろうんですよね
たとえ縫うのが大変であったとしても、です。

バイヤステープと聞いただけで、プロの方ではげんなりするし、何で見返しじゃダメなの?と文句も出てしまう曲者です。

しかし、初心者向けの本の作り方にはいとも簡単に縫えるように書いてあります

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この神話がある限り、挫折するのは自分がぶきっちょだからだ

という自責を止めることが出来ません。

 

精神論では縫えないのが洋裁です
もちろん 縫うためにはマインドが必要ですが、それはコツや理論が理解できてこそのマインドです。

やみくもに突き進むための精神論では、絶対に生地は言うことを聞いてくれないですし、またミシンも手足のようには動きません。

 

洋裁を独学で使う時間よりも、洋裁こそ習ったほうが有効に時間が使える

洋裁は何度も書きますが、積み木です。
基礎工事をしないで、建物を雑草を刈り取っただけの土地に建てないですよね?

  1. ミシンがあれば出来る。
  2. ロックミシンでギャザーが出来る。
  3. 型紙があれば…

「ハサミと鏡と、シャンプー台があったら美容師になれると思ったんだよね!( *´艸`)」

もしこのような人がいたら、あなたはその考えを突飛だと思いませんか?

 

全部がちゃんとできるようになるために、様々な知識や、理論を理解する要素が必要です。

 

そこは全部、独学で大丈夫♪

というほどに、正しい情報が巷にあるなら、きっと誤解もしないのだろうと思うのですが…。

あまりにも罠や誘惑だけが蔓延していて、正しい知識が少なすぎるので、無謀となってしまうのです。

 

丸縫いを自分一人ですることの危険は、次の通り

  1. 型紙が完成させていない
  2. 裁断が不確か
  3. 試し縫いが本番そのもの

これらは、量産するうえで欠かせない、非常に重要な部分です。

ところが、あなたと私が家庭で創る作品は、一発目の最初の作品が勝負服だったりするわけです

 

トラブルはその場で対処しつつ進むしかないし、縫ったんだけど失敗だったということが往々にして起こりえます。

潔くほどくことにしても、

傷跡を残さないほどき方をしないと、ボロボロになっていってしまったり

針痕をたくさんつけたまま完成させると、苦労がにじみ出る作品になったり

トラブルが大発生してしまうことになります。

 

針の痕を消して、傷を目立たなくさせてあげる時間に、自分の頭も冷えてくれます。

  1. 何で失敗しちゃったんだろう?
  2. 教科書とどこが違うんだろう?
  3. お手本と何が違うのかな?
  4. 素材の問題はどうだろう?
  5. 寸法はそもそも間違ってなかったのかな?

 

角度と視点を変えて、検討することで思考も自然と穏やかになっていきます。

もう縫ったのに、ほどくのが悔しいと思うよりも、生地のクセやそこに至った原因を見極める時間を取るタイム審判に要求したのだと考えれば、自分の作戦で主導権は自分にあるままゲームが進行できますよね。

 

洋裁はドラマです。

役者は生地や素材、型紙です。
キャストは優れていても、監督のあなたの腕で、どれだけ作品が心打つものになるのかが決まります。

 

キレイにほどいてあげて、作戦の立て直しが出来ると ★『あたしって、上手い♪』( ̄ー ̄)★

すごく楽しくなります^^

生地にも(針の穴を付けてごめんねぇ~~)といい子いい子して、傷の手当てをしてあげて、私って最高だ!( ̄▽ ̄)☆彡

 

こうして主導権を手放さず、モチベも下がらず、テンションも高い状態を維持します。

でも、作戦会議しても何も出てこないと、

ぐったり…”(-“”-)”  ←生地が悪い、ミシンが安いから、場所が悪い

ネガティブキャンペーン全開です。

 

瞬時に気持ちを切り替えるために必要なのは、理論です。
客観的に現状を把握する理論が、自分の中に出来てないと、何が悪いのかもわからず、とにかく気合だけでは縫えないのが洋裁なのです。

 

そういうわけで、「しつけでちゃんと縫えば、ミシンで失敗しない」という先生には習わないでいただきたいなぁと、お願いしたいです。

しつけで縫えると考えられているのは、たぶんですが、日本に和裁の文化があったからではないかと思うんですよね。

 

ミシンは和裁とは全く別のものです
耐震構造が完璧でない縫いは、ミシンの強烈な地震に、一発で跡形もなく吹き飛ばされます

ミシンはマシンだからです
機械的には、ミシンは車と同じ程度の振動があると考えられています。

だから、ネジ止めも車と同じ強度で、
車やバイクと同じレベルで、最強に固くまで締め上げるべきと考えられているのがミシンです。

家電でも、家財でも、車と同じ強度にネジを締めあげて止めなければならないものは存在しないそうです。

 

皆さんはミシンを”安全に縫い合わせてくれるもの”と信用しすぎています。

ミシンはヤンチャで、強面のマシンです。
自分の好き勝手にぶっ飛ばして、道交法を無視して乱暴な走行をしたがる性格を持っています。

マシンを自在にコントロールするためには、自分自身にマシンに負けないパワーが必要です
パワーをどう使うのか、手をどのように動かすのか、それでもダメなときは何を使うのか?

 

洋裁の基礎を細かく動画で教えるのが、私の講座です。

基礎からもっと深く、その素材の扱い方、縫い方に落とし込んだのがDVDマニュアルです。

どちらをベクトルが違うので、同じものを扱っていても教える方向が少しずつ違います。

「万単位のお金を支払うのって冒険だ」と思う方の為に、ばら売りでダブルガーゼを簡単に縫えるようにもしています。

ミシンと仲良くなるために何が必要なのかを、チラ見してからご決断しても大丈夫です^^

ミシンのせいにしていたことが、実は知識不足だけだったということが分かると、雲が晴れるほどの爽快感があります。

どうぞ、あなたのミシンlifeを見直してみてくださいね。

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