こんにちは。洋裁が自宅で学べる365回講座 ずぼらでもパリコレ 小川タカコです。
マスクの作り方動画を無料で徹底的に解説
カンタンに立体マスクを縫うコンセプトで、今回で3回目の動画です。
今回は途中で
プロでもドツボにハマって混乱した時に、華麗に脱出する”魔法の言葉”をご紹介しています。
魔法の言葉さえ唱えれば、あれよあれよと混乱が鎮まり、未来が見通せます^^
最後までご覧くださいね。
アイロンをかけないでステッチができるか?
マスクの作り方でめちゃ作りにくい、マスク作り方で伸びちゃう、ゆがむのがどうしてなるのかを、「アイロンなし」の動画でお伝えしました。
今回は前回の失敗から、縫い代に切り込みを入れて縫う方法を選択したところから、動画のスタートです。
アイロンをかけようず。。。とぶつくさ言いながらも、何とかステッチをかけていきます。
私のような職業で縫製をする人間なら、必ず
「アイロンの作業をしないで、もっとゴリゴリに効率化できないだろうか?」という道を通って一人前になります。
先に答えを言うと、惨敗の一言に尽きます。
今回の動画では、ほぼ成功しているように見えますが、実際はあんなにうまくいくことなんてありません。
惨敗の気配が濃厚に、縫った作品のあちこちに滲ませ、
- ”いい加減に縫われたんよ~~~”
- ”愛してもらえなかった~~”
動画のようになるまでに、どれだけも犠牲を払ったのか、言葉にできない辛酸があります。
効率化の前に、生地を素材のクセごと愛してやる必要があったんだと、痛みとともに知るわけですな。
ところが、そのような苦い経験も得るものがたくさんあります。
つまるところ、失敗の中に成功に至るカギがたくさん隠されているので、逃げず言い訳せず、そのまま等身大で受け止めて、何が悪くて何が失敗だったのか分析しつくすと、だんだん成功するために必要なパフォーマンスが理解できてきます。
漫然と、いやだいやだと思いながらアイロンをかけていると、
- アイロンでこんなに時間がとられるなんて…
- 全然効率化できない
- 出来上がりも納得できない
- ダブルガーゼはだからキライ
イヤイヤ園にいると、どんな発見のソースがあっても拒否モードなので、見えなくなってます。
目が発見する精密さを欠き、言い訳の材料探しだけのセンサーになっているので、前向きな要素を拒否します。
これでは成功へのカギを発見することなんて、出来ません。
なぜなら、求めるものにしか扉は開かないと、古き時代から決まっているそうですから(笑)
冗談はともかく、痛みの経験を言い訳せずに分析すると、悪い箇所に至るまでのことを冷静に考えられます。
家族の食事の準備が~とか、洗濯物と買い物で気が散ってた…とかそういうのではなく
縫う時の自分を冷徹に分析します。
どうやっ分析したらいいのかわからないかもしれないですが、分析しようと思ったことがないと出来っこないですよね。
蜜柑を食べたことがない人に、蜜柑の味を教えられないようにです。
でも、前回の「アイロンなし」の動画で、グネグネと伸びちゃったことを考えると、指がやたらに動いて、縫うことじゃない作業が長いでしょう?
今回の動画も同じで、紙をあてるときに生地を触って指で押して~~とやってます。
つまり、今回のステッチの成功へのカギは、生地をいじらないとステッチが欠けにくいってことにヒントがあります。
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