大きいサイズのワンピース【服から型紙を作る】第二弾
第二弾は、FＭ池袋のパーソナリティもなさっている歌手のわたなべみほさんに大きいサイズのモニターをお願いしました。
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アイドルとしてデビューしてご病気や様々な出来事を乗り越えて、精力的に活動なさっています。
薬の影響などで、47キロのデビュー当時の体重が、2倍の115キロのビッグな大きいサイズになってしまったわたなべみほさん。
歌姫の活動を継続されているお悩みは、着る服がない切実さ。
一般と違ってステージ衣装や打ち合わせなど、タレントとしてビジネスの場面などTPOに応じた装いに、圧倒的に数が足りない状況なのだそうです。
大きいサイズのニューハーフさんや、その他の方々のおさがりなど譲ってもらって、舞台衣装を何とかやりくりしているものの
「着たきり雀」の異名も賜ってしまい、悲しい思いをなさっています。
今回は、前回までのハニーちゃんのワンピで、補正分を出す方法のご紹介です。
皆様のお手元にも、このように閉じられない服があるのではないでしょうか？
服から型紙を取るのはちょっと難しく感じるかもしれないですが、コツさえ理解するとわりに簡単です。
少なくとも初心者の方がパイピングを縫うよりも…。
補正の数字と型紙の修正、そして仮縫い、結果までを順を追って公開していきます。
編集の関係上、イントロが後回しになってしまいました。
またまたですが、お許しくださいね。
大きいサイズ歌姫シリーズは、このページにおまとめして掲載していきます。
1ページで全部の動画が見れるようにいたします。
ご愛用くださいませ。
大きいサイズ 添わせない工夫 仮縫いで更に改善
大きいサイズの方に限らず、装う目的のお洋服で一番大事なことは
体のラインを必要以上に拾わない工夫だと私は考えています。
単純に服を着用するだけの目的と
きちんと装ったお洋服で社会的な活動をするのは
服としての目的が異なります。
大きいサイズの方がお気の毒なのは、どうしても着用できるかできないかだけしか選択肢がないほど、市場が優しくないことです。
大きいサイズのネットショップを8年やっていた経緯から言えることは
大きいサイズになる習慣は、肉体的にも習慣に基づいているということです。
つまり、体のサイズの様々なデータが、個性的なのでマスターが存在しないため
サイズ展開がしにくい状況があって、市場の服が体に合わない、体に適したサイズ展開がない状況になっています。
背中が大きく空いてしまう状況では、もう為すすべがないと思ってしまうかもしれませんが
実は、その数値を型紙に加えてやれば、着用可能なお洋服になります。
その流れをこのシリーズでご紹介します。
大きいサイズ 型紙に補正を加える
大きいサイズで明きが閉められない服があったら、どうか諦めないでどのくらいの分量を足したら着用が可能になるのか、チャレンジしてみてください。
着用して出た数字は、机の上で出す数字とは全く違って、その人の体型が」教えてくれる数字だけに、信頼に足るデータです。
秀逸な型紙を引く知識がない私たちですが、服と数字が教えてくれるのは、着用者の体型にピッタリ合っている数字ですから、それほどかけ離れたものにはならない結果を期待できます。
今回は身頃の部分はあまり触ってないのですが
着てみた感じでダーツの位置も、脇の辺りも、それほど違和感がなく、単純に背中のゆとりが不足している感じでした。
大きいサイズの方はスカートの中心の裾の部分を広げてあげると、お腹が目立たなくなります。
中心の裾の所が広がるので、足回りも歩きやすい裾の幅がとれて、スリットを特に入れなくても歩行に困難はありません。
スカートの形を変えたり、デザインを凝っていくのは、まずマスターパターンを作って奥ととってもやりやすくなります。
今回はハニーちゃんの型紙を作った時に、筒状のワンピから試着のワンピにするまで、立体的にするために様々な場所をいじりました。
でも、普通のお洋服が筒になっているだけということはあまりないので、とりあえず形になっている洋服から補正の寸法を割り出していく所からスタートしました。
服の型紙がなかったら、意味がないと言わないで欲しいんです。
服から型紙は取れます。
切り裂かなくても、それなりに型紙を取ることはできるのですが
化学反応のように、「海賊版の作り方を教えるのか」と炎上してしまうので、公開ではお伝え出来かねてしまうのが残念です。
Twitterでうっかり誤解されやすい文言で発信して、多くの皆様に不愉快な思いをさせてしまったことがあるため、微妙な部分は公開しないと決めています。
365回講座の特典でお伝えしていますが、しばらく服から型紙の投稿を続けて
海賊版を教えるのではないという認知が広がったら
型紙を移す教材も作ろうと思います。
大きいサイズ 本番仮縫いの結果
大きいサイズワンピ、本番の生地で仮縫いの結果です。
補正の結果が形になるので気になるところは少し残っていますが
縫い代を多めにとるなどして対処が可能にしてあります。
生地の厚み、風合いなどで全然違うこともあるので用心が必要です。
補正がきちんと形に現れると、イメージがガラッと変わります。
やはり無地よりは柄の大きなものは、視点が拡散されるのでスタイリッシュになりますね。
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