皆さん、こんにちは。
ずぼらでもパリコレ 小川タカコです。
〇〇をしたら1着縫うだけで理解できる
服を作るのは、数を縫って上手になると考える方が多いと思いますが
あなたはどうでしょう?
動画を見てもらって服を作れるようになってもらいたいと言ったら
「洋裁はマンツーマンで手取り足取り教えなければ、無理だから!」と
大反対されました。
私が一番最初だったので
「誰もやってないということは、売れないっていうことだよ!」
と、言われもしました。
でも、そんなことはないと私は言い切る自信があります。
何故なら、数を縫うだけよりも、
もっと効果的な方法を考えていて
それを動画の中に盛り込めているからです。
〇〇とは何なんだと一言で書くとするなら。
それは、
同じ方法で縫ったら、多くの方が同じ結果を手に入れられる方法です。
縫う場所や素材によってけーすばおケースですが
考え方は一緒です。
1つのことに、複数の要素を入れない
これに尽きます。
つまり、もっさりすることでお悩みだとしたら
あなたは縫うときに幾つものを同時に満たそうとしています。
ミシンの作業は1点集中が吉
ミシンはほとんどが機械が主導権を握っています。
我々ヒトがやれることと言ったら
- スピードを緩めたり早めたり
- 糸の強さの調節など設定の部分だけです。
後は、スイッチを入れてペダルを踏みこんだら
ミシンが勝手に動き出します。
私たちにコントロールできる部分は
ほんの僅かしかありません。
私たちにコントロールできる部分は
ほんの僅かしかありません。
ミシン機械さんが縫ってくれる結果を良好にするには
準備しておく必要があります。
その準備が的確であればあるほど
良質な結果になります。
ミシンは押え金で上からギュッと生地を押さえつけ
下にある尖った歯で、グイグイ奥に移動させる器械です。
ミシンは機械的に無差別に針を突き刺し
送り歯がいやおうなしに生地を奥へ進ませます。
上から押さえ付けて、下から引っ張ったら…
上の生地は前に押し出され、下の生地は奥に引きずり込まれます。
そもそも、上下の生地がズレて縫われるのがミシンです。
この激しい川の流れのようなミシンの針の動きを
ヒトの願う形に動かすために
単に手で持っているだけでは、ミシンのパワーに負けてしまうのです。
1つのことですらそうですから
- ねじれないように縫う
- 合印で部品をはさみこむ
- ズレを出さずに狙った場所を縫う
1も2も3も同時進行では無理が出て当たり前で
プロだって思った通りになりません。
解決する方法はカンタンです。
1つだけのことを意識して縫う。
1つを意識するのも難しいときは
アシストを使います。
2の条件を足すときは、1が済んだ後に追加しましょう。
3はそもそも縫いながら気にしないで済むように
合印はズレないようにしておけばいいのです。
こういう縫い方で練習すると
縫い方を納得して作業ができるので
最初に縫ったのが、ゆがんでいても
「3回目くらいで納得のいくキレイさになった!」と
お喜びいただいています。
こういう学び方は、自転車に乗るのと同じ原理で身につけることができます。
このような形で、順番に応用を広げていくと
数枚縫っただけで、その後は一生、やり方さえ思い出せれば
最高の縫いをいつでもできるというわけで
これを技術と呼びます。
具体的なアシストは自転車と同じ理屈の学習
ワンボタン明きのこのような形があります。
上から縫って急カーブで下から上に縫うので
その名前も「イッテコイ」といいます(笑)
- 下にあるヘアピンカーブを滑らかに縫うのは、とても難しいです。
- 服に垂直に真っすぐ縫うのも、かなり経験が必要です。
- カーブを何回も同じ表情で
いくつも縫うなんてプロの技でなきゃ無理です! - 左右が全く同じ長さなのも大変なのに
ループをピッタリにキレイにはみ出させるなんて~~~
これは受講生の方が、最初の練習で縫ったものだそうです。
右が最初、真ん中が2回目。一番左が3回目。
どんどんゆがみがなくなってます。
このくらい練習の効果が出たら、縫うのも楽しいですよね^^
でも見てください。
一番左と、最初の右、真ん中のも…
急激なヘアピンカーブはどれも同じ顔をしてないですか?
練習の段階でこんなに縫えるんだから、そもそも上手な人なのよ!って
言いたくなりますよね。
若い頃のサンプルを縫っている私に、これを見せたらしょんぼりして同じことを言うでしょう。
でも、服を縫う経験はほとんどない方の練習作品なのです。
カーブの所だけ、種明かしをしましょう♪
ミシンの1針は2~3mmです。
急激なカーブを縫うのに、3mmもあったらカクカクします。
そこで、1針の大きさを少し小さくしてもらっています。
カーブをじっくり見ると、細かい針目になっていますよね^^
アシストを使って、カーブする場所まで来たら
1針縫ったら少し角度を変えて、次の1つでまた角度を変える
これがこの急カーブの縫い方です。
この急なカーブは縫った後にハサミで
ギリギリまで切り込みを3か所に入れてひっくり返しますので
針目を小さくするのは補強の意味でも非常に有効です。
かみ砕いて教えることにエネルギーをかけていたら
成功する縫い方は何だろうと考え
こういう結果が出る割合が圧倒的に多い講座になりました。
カーブのロックも、こんなにきれいにロックが縫えたら、正真正銘のプロです(笑)
これも、縫うときのコツをお伝えしただけです。
- カーブが来たら、2針進んだら、生地の角度を回転させましょう
- カーブが終わるまで、2針進んで1角度
単純にこれだけです。
いたってシンプルな手段を、適した場所で行う。
これで縫えた記憶を忘れなければ、
一生、この見返しは同じ美しさで縫えます。
これが自転車に乗るのと同じ理屈での学習です。
閲覧サイトはラーニングシステムを採用
講座は無期限で閲覧ができます。
もしも忘れたら、受講生限定サイトには
タグ検索があるので探しやすいです。
「イッテコイ」なんて覚えてられなくても大丈夫。
STEP1~STEP19まで、課題別に並んでいて
タイトルも毎回内容に合わせたタイトルになっています。
講座の中を行ったり来たりしやすい
ラーニングシステムを採用して
習ったところまでが一目瞭然でわかるようにしてあります。
365回講座以外の教材も、同様にサイトで閲覧が可能です。
ご自身のページにメモ書きを残すこともでき
習うことに適したサイトでストレスをお感じになることはありません。
動画はすべてビッグな配信サイトから閲覧ですので
当店のサイトが動かなくなる心配もありません。
当店のような個人経営の運営としては
最高レベルに等しい環境をご用意しております。
あなたのミシンlifeを心から応援し
私もご一緒に成長していたいと願ってやみません。
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