布ループ
布ループはやり方さえ覚えれば、色んなところで多用できるアイテムです。
布ループをひっくり返すことが出来なくて、諦めた方は動画をご覧になり試してみてください。
布ループの作り方を逆算して考えるようになったきっかけを書いた記事はこちらから。
ほんとは簡単にできることを、解説が悪くてできなくなっている代表選手が、布ループではないでしょうか。
私もサンプル専門のアトリエに勤めた頃は、本と同じことをしてひっくり返すことが出来なくて裂けてしまうことがありました。
単に真っ直ぐ細かい針目で、引っ張りながら縫うだけです。
ひっくり返しにくい生地のときは、テープを使うとほぼどんな素材でも布ループを作ることが出来ます。
ミシンの作業は意外にやり方と使う道具の工夫で、難易度がまるっきり変わることがあります。
365回講座では、同じ表情で同じ大きさのループをはさみ出しするためのコツをお伝えします。布ループは作るのはなんとかなります。
狙ったボタンの大きさピッタリに縫い付けて正確にやろうとしても、その寸法で出来上がりからループを出すのが難しく、形が乱れやすい部品です。
逆から考えて縫うことで、幾つループを連ねても全く同じ顔に、どれも機械で作ったかのようにコピーした仕上がりに作ることが出来ます。
プロだってできない!常識だけど絶対NGな非常識
布ループの作り方で、出来ないで悔し思いをした人、多いはずです。 だって、あなたが挫折したその情報は残念ながらプロでも作れない情報だからです。
プロが縫っても、絶対に作れない情報が氾濫していて、あなたはご自身がぶきっちょだと誤解しちゃっているかもしれません。ソースが間違っていて、作業の仕方を知らなくて、作れるものないですよね?
バイヤステープと布ループ、見返しで作るワンピ@bee_happy_29さんの作品から
洋裁教室や独学でお悩みの方に最適な24時間自宅で学べる365回講座では、ごく早い段階で手作り感から卒業していただくために、布ループとバイヤステープ、見返しを使った明きを作る方法を学んでいただきます。
どうしてスカートの次にこの形にするのかは、ボタンホールなどで悩まずに、クオリティを既製品以上のものにする短期集中型で成功体験がして欲しいからです。
インスタグラムにご投稿してくださった@bee_happy_29さんから、一眼レフで撮影した画素数の高い元データを頂けたので、部分的に拡大できたことに感謝申し上げます。
同じ縫い方で何度でも縫えるシステムがあれば、繰り返し同じ品質を保てます。
そして同じ品質で縫えるという事は、自分の実力に落とし込みやすいという事です。
あなたがもし洋裁で、上手くいくときと、全然ダメな時があるとしたら、縫う方法を目の感覚で縫うことを止めて、何かでアシストできる方法はないか工夫をしてみてください。
洋裁は方法論ではなく、結果重視です。どんなやり方で縫製したとしても、結果が良ければNGは存在しないです。
洋裁のNGは一言で言い切れますよね?品質が悪いことが、一般からも感じられてしまうレベルです。
縫うことは上手な人が見て、どうこうという以前に、良品を見慣れている消費者の目から見て「ない」と言われてしまわないグレードを保つことの方がずっと重要です。
ハサミの使い方がどうであろうと、ミシンが何を使おうと、どんな手段で縫ったとしても堂々と品質で勝負できる出来上がりになれば、勝敗はハッキリしてますよね。
何が正しいのか、何が間違っているのかは、やってみてそれで品質がアップするかどうかではないでしょうか。
布ループの縫い方そのものが間違っている
布ループは特に間違った情報が昭和のころからずっと出版に掲載されています。
布ループは非常に顕著な例ですが、そのほかにも本に書いてあった通りにやったら絶対に失敗することや、動画を信じてやって欲しくない悪い情報もネットに多くあります。
美しく縫えれば方法はどのようにやろうと、正義は美しい縫い上がりになるかどうかだけですが、その時は上手くできても必ずコケる失敗しやすい縫い方、切り込みの入れ方など多いです。
見ているだけで、自分の犯してきた失敗が思い出されて、ドキドキして目をつむってしまうようなものもあります。
どうか情報が確かかどうか、良く確かめて信じるかどうか判断してくださいね。