こんにちは。「ずぼらでパリコレ」洋裁が自宅で学べる365回講座の小川タカコです。
今回は@muzzle_handmadeさんが、布ループのところで上手にできたとご投稿してくださったので、ご紹介しますね。
布ループの作り方は、超簡単で、どんな素材でも可能
洋裁が自宅で学べる365回講座では、すぐに高級感を持つ作品が創れるように、布ループの作り方を35回目からお伝えします。
布ループの間違った作り方が広く知られていて、多くの出版社でも取りあげているため、縫えないものだと思っている方が多くいらっしゃいます。
しかし、間違った縫い方だから縫えないだけで、正しい縫い方をすればどんな素材でも超簡単に、
布をひっくり返すのが面白くてやめられない!
ヒャァはっ!
このくらいテンションが上がります^^
だって、ざっくりして織り糸がほぐれてしまいやすい布であっても、エナメルのように滑らない素材であっても、太さは適した大きさに調節はしますが、基本どんなものでも布ループは作れます。
そして、ひっくり返すのはすごく楽しい作業です^^
長く作って、スーーーイスイ♪と何の苦労もせずに布ループの長ーいのが出来ると、面白くてもっと作りたくなってしまうくらいです。
イッテコイの急なヘアピンカーブをモノにする
イッテコイのワンボタン明きのお洋服は可愛らしく、高級感があるのでこのやり方を覚えると色々なものにも応用できるので
35回目からのワンピではイッテコイについて詳しく何度も解説します。
イッテコイも身頃を切ってひっくり返す、一番基礎的な縫い方です。
同ように身頃を切って見返しと縫い合わせるものの基盤になります。
ケンボロもそうです。(ケンボロはDVDマニュアルで販売しています)
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ジャケットの箱ポケットなど、上級者では当たり前のポケットの基礎になるのが、イッテコイの縫い方です。
切り込みをちょうど良いところに、必要な分だけ入れて、ギリギリまで迫って切るけれども、それ以上を切らない、その加減をお伝えします。
ここで生地に切り込みを入れることが大胆不敵になれば、その後のデザインも余裕を持った気持ちで挑めます。
大胆かつ無敵なあなたになって欲しいのです。
@muzzle_handmadeさんは最初失敗してしまったけど、練習になって良かったと書いていらっしゃいます。
きれいごとだけでなく、どのように乗り越えたかを記されていることは、とても勇気があって素敵な姿勢ですよね^^
布ループがチラ見えなところも、ふふってなりましたぁ~~^^
完成したご投稿が心待ちになりますよね。
焦らずに…と書いていらっしゃるところも、堅実な方だなと感じました。
縫えない時は寝る、休む、放置する
一気に見てガーーーっと縫いたいという方も多いのですが、あまりお勧めな方法ではありません。
左側の袖の見返しのところを、ぐるっと1周するのが慣れてない時は、引きずって縫ってしまって、縫いズレが起きどうしてもうまくいかない時があります。
洋裁はどうしても奥が深いもので、その意味をいっぺんにポイントだけでお伝えするのは不可能なのです。
コツは押え金をカーブの1針ごとに持ち上げるようにして、カーブに添わせながら引きずらないように押え金をひんぱんに上げ下げして縫うあたりなのですが、不慣れなうちはなかなかできない部分かもしれないです。
そういう時に焦った感情に押し流されて、「助けて!誰かーーー!」という気持ちになります。
でも、誰かに助けてもらっても、身につきにくいんですね。
手取り足取り、隣から教えてもらいながら言われたまま手足を動かしても、何がなんやら分からないけども完成はしたということがよくあると思います。
それはあなたが悪いのではなく、手取り足取り教えたやり方が、考えさせる時間を与えず、方法だけを詰め込み式で教えるから、情報過多になって理論が解らないので、結果として当然です。
私の動画でも最初の袖ぐりの縫いズレに関しては、お伝えしきれない部分があります。
逆に、私はココで一回苦しんでいただきたいと思ったので、あえて縫えない場合の「しつけで縫ってから~」などという方法は講座の最後の方にしました。
縫えない悔しさを味わうのも、実はとても大事なことなんですね。
そういう時は、寝るに限ります。
夜遅くになって、出来ないできないって根詰めても、出来ない時は出来ないんですから、ほっぽらかしてお風呂にでも入って寝ちゃうのが一番です。
翌日になっても、焦ってやらず、少し放置気味でもいいんです。
その代わり、魔法はかけておきましょうね^^
「なんでできないのか考えよう」
この言葉を寝る前にしっかり意識して眠り、起きてからも頭のどこかに常に意識していてください。
縫うことに慣れていない人、ナヤミちゃんです。
出来ない!出来ない!なんで出来ないの!わーーーん!!!!
ナヤミちゃんの嘆きは、痛々しくて助けてあげたいのですが、ナヤミちゃんは感情的に「出来ない!」という気持ちにとらわれ過ぎているので、解決が出来ない状態になっています。
こういうドツボにハマってしまう事は多々ありますが、ハマったら引くことが一番大事なんですね。
そっか、出来ないか。でも何でできないんだろう?何が違うのかな?
そういう視点で、自分の縫った状況と、私の動画を比べて間違い探すをするのもいい方法です。
また何となくボワンとしたイメージで良いので、いつも(なんでかな?)と頭のスミの、でも目立つところにぶら下げておいてください。
時間がかかりますが、脳があなたの寝ている時も、あなたがお喋りしている時も、ぶら下げてあるので気になってずっと情報収集を勝手にし続けてくれます。
違いを考える指令を出しておくと、顕在意識では忘れてTVを見て爆笑したり、アスリートの活躍を熱心に観戦したりしていても、潜在意識は指令の通り情報に結びつくものを探して働き続けてくれます。
わーん!ってなりやすいあなたは、自分を信じることで、自分で解決していく力が洋裁の面で、ちょっとひ弱なだけなんですね。
洋裁は長い工程があるので、不慣れだと困惑の方が先に来て、ドハマりしてしまいやすい危険があります。
時間をかけていくと、不意に、もう一度やってみようという気持ちが沸き起こったり、何かうまく言えないけども感じるモノが出てきたりします。
そして何よりも大事なのは、出来ない!という感情を整理して、静かな気持ちで縫える状態にあなたが回復していると、けっこう縫えちゃうことにびっくりされると思います^^
ずぼらでもパリコレが縫えるヒミツは、そういう意味も含んでいます。
私だって、納期も迫ってて時間がなくて1秒単位で縫っている時に失敗して、顔面から血の気が引くような恐慌状態に陥ったことが何度もあります。
そういう時に限って子供がギャン泣きしたりして、絶望…の文字しか浮かばない時もありました。
でも無事にトラックを追いかけて営業所まで走ったり、翌日のバイク便を使ったり、自分の車で横浜から東京まで届けるなど、非常に危険なときもありましたが穴を空けてしまったことは一度もありません。
ちょっと肩に力が入っているのを、意識して気持ちを塗り替え、ギャン泣きしている子供の声は聞こえていても、手放すなど、訓練をしていたからです。
力が入ってしまったり、感情的に流された気持ちになったりする時は、時間に解決してもらいましょう。
時間がないときは自分で感情的なところを切り離して、冷静になりましょう。
洋裁は心の乱れが縫いにすぐ反映してしまうので、その辺の切り替えも上手になれると、普段の生活面も新しい発見がきっとあります。
あなたのミシンlifeが、今よりもずっと楽しくのびやかになって、素晴らしい作品を創作されていくことを祈っております。
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