ダブルガーゼは伸びやすい素材
ダブルガーゼを検証の為にいくつか縫っていて感じたことは、ダブルガーゼは非常に伸びやすい素材であるということです。
「伸びるから縫えないって言ってる」
と怒られそうですが、話は最後まで聞いてください。
裁断の時に、縦と横を完璧に合わせてないと縫うのは難しいという前提を、まずは理解してほしいです。
このように糸を引いて、使う分の全体を、縦と横を格子状態に整える必要があります。
もちろんその前に水に一晩つけ置きして、陰干しをし収縮を完全に済ませておきます。
ダブルガーゼの伸びを理解する
ダブルガーゼもそうなのですが、伸びる生地を取り扱う場合に、伸びたらどうなるのかをよく理解する事が大事です。
『伸びてない状態』を一言であなたは言えますか?
上記の見出し1にも書きましたが、伸びる素材のダブルガーゼは、
伸びたらどういう状態になっているのでしょう?
伸びている状態と、伸びていない状態を縫う場面で、常に意識することで、伸ばさずに縫えます。
このように12か月の子どものサイズでのアームホールは、とても小さいです。
しかも袖は山型、身頃はえぐられたカーブで、逆カーブを伸ばさずにつけなければならないため、理解だけでは足りす、コツとノウハウが必要です。
でも、袖ぐりのぐるりをチェックしても、どちらか一方が溜まってぶわっと余ったりしていないでしょう?
ちゃんと同寸(同じ寸法)で縫い合わせてあるからです。
ダブルガーゼの伸びを抑えるものがあればもっといい
上記のように伸ばさない状態は何なのかを分かっても、縫う時にミシンが勝手に伸ばしてしまう構造を理解して、伸びないように対策をしない限り、伸びるのを防ぎきることができません。
袖付けの画像もですが
裾のカーブの細い三巻も、同じ原理です。
伸ばさずに織り糸に負担をかけさせず縫うことで、形として可能な形はほぼ作れます。
伸ばさないようにぬうのは、コツと方法が分かればいいだけです。
ミシンの初心者の方でも、なぜ伸びてしまうのかがわかって、伸びない対策をとれば、問題なくぬえるようになれます。
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