糸団子や鳥の巣を完全に簡単に防ぐ方法について、以前にも詳しく書いた記事はこちら
糸団子、鳥の巣・上糸絡みなど・返し縫いのトラブル防止方法
「鳥の巣」「糸団子」「下糸絡み」なんていろんな名前で呼ばれている邪魔なアレ
下側に糸が絡むみんながイラっとする現象がなぜ起きるのか。
上糸がミシンの高速に巻き込まれて、下側に持ち込まれていくので、下が絡んで団子になるというわけ。
では、どうやったら糸が絡まないのかといえば、押え金で踏む!ただそれだけ。
しかし、そこで問題。
押え金のどこで上糸を踏んだら、糸団子と永遠におさらば出来るのか?
鳥の巣を完全に撲滅するには、意外にコツがある。
これは縫う人だったらけっこう想像がつくかもしれないけど、あまり意識して縫ってない人には全然思いつきもしないことかもしれない。
押え金は生地を踏んづけて、圧力で踏みつけて押さえつけているから押え金と呼ばれている。
ここまでは誰だってわかる。
ところが、
押え金は押さえつけている状態なのはいいとして、生地の厚みが左右で違うことがある。
- 縫う場面で右が厚みがあったり、
- 左が厚かったり、
- 前や後ろという押え金にとって前方や後方が分厚いこともある。
こういう時に、どこに挟んだら上糸が絡まないのか?という問題に、さっと答えらる人は少ないかもしれない。
糸団子を完全に撲滅するのはいとも簡単、分厚い方に挟む。それだけだ。
前方が高い場合や後方が高い場合は、山の頂上を少し下ったろころから開始することで防げる。
左右の場合は、分厚い方に挟めばいい。
絶対に糸団子を作ってはならない場所ではどうするのか?
では、もっとステッチの厳しい条件で、絶対に糸団子や鳥の巣を作ってはいけない場所で、何をするのか?
- ステッチのスタートするような場所
- とても目立つところ
- 裏側も見える場所
すっきり見せるために、糸が絡んだりしちゃいけないところは服でも小物でも結構多い。
逆にそういうところでボロを出したら台無しというところで、どう対処できるのかが洋裁の腕前になる。
上糸を手で引っ張りながら、プーリー(ミシンの歯車)を回して、下糸も引き出す。
これで見事に糸団子や鳥の巣なんて出来ない。
プロは意外に手の作業を多く使い、何が何でも自動返し縫いで縫ったりしない。
丁寧にするときは自動返しのスイッチは解除することも大事なのだ。
コメント