伸び止めテープは素材と接着テープの質が合わないと品質が劣悪に

洋裁のスキルアップに抜群な教材について

こんにちは。「ずぼらでパリコレ」洋裁が自宅で学べる365回講座の小川タカコです。

洋裁が自宅で学べる365回講座では、365回目で丸首ジャケットの見返しが吹き出してこない縫い方をご紹介し、一応完了となりました。
6月末には値上げをする予定ですので、もしご検討の方がいらっしゃいましたら、お早めにお気持ちを定めてくださいね^^

伸び止めテープを使って作品を創ったら、ガチガチになった経験はありませんか?

伸び止めテープや接着芯は、特にコットン素材や薄地の時は、接着ノリが多すぎず、接着後が固くなりあ過ぎない素材を選ばないと、カチンカチンになって仕上がりが劣悪になってしまうので、注意して素材を選びましょう。

出来ちゃった自慢フォーム完成企画

365回講座を受講いただいている方限定で、お客様のお声キャンペーンを開催いたします。

お客様の出来ちゃった自慢フォームが完成いたしました~(*´▽`*)
SSLシステムに移行したので、安全にフォームから出来ちゃった自慢をしてくださいませc(⋈◍>◡<◍)。✧♡

先着11名様限定で、下記にご紹介する伸び止めテープをプレゼントします♪
出来ちゃった自慢を画像付きでどんどんご自慢なさってくださいね^^

講座ではご質問は受け付けていませんが、出来ちゃった自慢とともにご質問やお悩みをご相談ください。
記事にしてご質問に小川がお答えいたします。

プロが使う伸び止めテープを使って、ご自身の作品の品格をアップしてくださいね♪
(色とST、HBは当店にお任せください)

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伸び止めテープを貼ると型崩れを防げる

「洋服は衿と肩で着る」と言います。

伸び止めテープを貼る箇所も、衿ぐり、肩の周辺など、決めたいポイントを伸ばさないように伸び止めテープを貼ります。

伸び止めテープは縫い代の幅に合わせて、1cmと1.5cmを持っていると便利ですが、1.5cm幅があれば大は小を兼ねるので、十分戦えます。

 

伸び止めテープの種類

伸び止めテープに慣れない方は、ストレートとハーフバイヤス(HB)という表記が「何なの?」と思われるかもしれません。

ストレートとは

地の目で言う、縦の地の目ですね。貼る場所もストレート(縦地)の部分に接着します。

画像のように後ろ中心の真っすぐなところは、ストレートテープを貼ります。

HB(ハーフバイヤスと読みます)とは

地の目が少しバイヤスになっているテープです。
接着する場所が斜めの地の目になっているときは、ストレートではなくHBのテープを使う決まりになっています。

この画像のように斜めの部分に貼る伸び止めテープは、ストレートでは絶対にダメで、ハーフバイヤス(HB)と書かれたものを使います。

 

コットンに適した伸び止めテープ

伸び止めを防ぐための伸び止めテープですが、生地の素材の雰囲気を壊さないようにするため、伸び止めテープの柔らかさや馴染みの良さを素材と合わせる必要があります。

伸び止めテープと表地とが合わないと、その部分だけカチカチになって違和感が出てしまいます。

コットンや薄い素材に適した伸び止めテープは、ストレッチの素材で出来ているテープが相性が良いです。

手が透けて見える薄さのもの

指で伸ばすと、収縮するストレッチ性がある伸び止めテープが綿素材や薄物によく馴染みます。

プリモアの伸び止めテープはこちらでご購入できます。
ストレートテープ HBテープ

コットンの表地に、コットン素材の伸び止めテープを使うのはNGです。
コットン素材の伸び止めテープは、コートやウール地など、厚手でガッチリした素材の時に用います。

コットンや薄地の素材を縫う時は、貼った場所がガチガチにならないように、伸び止めテープや接着芯もストレッチ素材の柔らかなものを使いましょう。

接着のノリの多さも、あまり濃く大きな点々がゴロゴロしているような接着のものは避け、薄い点々がキラキラ日にかざすと見える程度の、薄い接着ノリが付いたもので十分です。

当店ではプリモアというメーカーのストレッチ素材をおススメしています。

手が透けるような厚みで、指で引っ張って伸ばすとテープが細くなって収縮してくれる柔らかさがあります。
伸び止めテープの柔軟性がコットンの柔らかな質感を壊さず、素材の寸法を伸ばさずに保ってくれるので、接着していない部分との馴染みが良く仕上げることが出来ます。

 

伸び止めテープは長いまま接着しながらアイロンをして最後に切り離す

伸び止めテープを接着するとき、寸法の長さで切り離してアイロンをかけるのは非常に危険です。

接着するものは、伸び止めテープの他に接着芯などありますが、接着のノリがアイロンの熱で収縮します(断言です)。

接着するものはすべて縮むと覚えてください。

必ず縮んでしまうから、縮ませながら接着していくのです。
アイロンで3~4cmくらいずつ、先っぽを使って小さな面積で接着をして、次のテープはふわっと乗せます。

次のテープを引っ張って乗せて接着すると、接着で収縮する×2です(;^_^A
2倍以上に縮んでしまい、衿ぐりが小さくなったり、袖ぐりが縮んだり、ファスナーの付け位置がたわんだりと、ろくでもない事にしかなりません。

収縮して縮んでしまったら、剥がしてⅠからやり直しです。
小バサミの先を突っ込んで、伸び止めテープをところどころ切り裂いて、収縮分を伸ばすとか、意味不明で危険極まりないことをしても、それはもう型を自分で崩しているので、スッキリ仕上がることはないですよね。

 

型を崩さないための伸び止めテープの条件

  1. 質が表の素材と合った伸び止めテープを使う
  2. 伸び止めテープを縮ませながらアイロンで接着する

伸び止めテープを使う時は上記の2点が重要です。

素材を合わせる事と、収縮する前提でアイロンを使う事。
この2点を適当にすると、手作り感満載な作品にしかなりません。

伸び止めテープの貼り方

縫い代の幅に合わせて、出来上がり線から縫い代側に伸び止めテープを使うのが王道です。

伸びやすい生地や場所によっては、出来上がり線に乗せるようにして伸び止めテープを貼ることもあります。
これもケースバイケースなので、こういう時はこれという決まりはなく、

出来上がりよければ全て良しです。

 

伸び止めテープを接着芯から作るのはNG

伸ばさないためだったら、接着芯を自分で切って、伸び止めテープの代わりを作っちゃおう!

上記を試したこと、私も何回もあります。
自分でカットして作れば、高い伸び止めテープをわざわざ買う必要はないですものね。

でも。絶対に仕上がりはパッとしません。

メーカーと直接取引をしていると、伸び止めテープを巻いたものを送ってくれます。

私が婦人服のサンプル屋として独立したての頃は、取引先のメーカーさんもマンションメーカーなど小さいところが多かったので、伸び止めテープをくれる会社さんはありませんでした。
仕方ないので、接着芯を紙などを当てて、伸び止めテープを自作したのですが、パッとしないのです。

何とはなし、ぐなっとしなだれて見えます。

ミシン屋さんに相談したら伸び止めテープを自作するのは絶対にダメ!と一喝されました。

「メーカーが伸び止めテープをくれないのなら、自分で買ってでも伸び止めテープを使いなさい。

そしてメーカーには『この部分は伸び止めテープが必要だから、私の所持している伸び止めテープを貼ってあります』と報告するほうがずっといい取引が出来る」と言われました。

プロでも伸び止めテープは作られたものを使い、伸び止めテープを自作することはしません。
その理由を伝える言葉がないですが、感覚的にも仕上がり的にも、素材に合わせた伸び止めテープをちゃんと使って縫う方が絶対に良いものが出来るので、プロでも自腹を切ってでも伸び止めテープを使います。

 

伸び止めテープは裏に貼る

伸び止めテープは当然ですが接着芯なので、裏に貼ります。

ところが今回のジャケットは、あえて表側に貼っています。
そのなぞは、365回講座のオマケ、366回目で語ります。

とても重要で、どうしても最後にお届けしたい内容をぎっしり詰め込んだ366回目です^^

ちょっとだけ抜粋したので、ご覧下さいませ。


こちらの動画は、表から伸び止めテープを貼っています。

間違えて貼ったわけでもないし、理由がちゃんとあるのですが、そこは講座の中でじっくり見てくださいね^^

365回講座は366回もあり425本以上の内容の濃い動画を、期限なく閲覧できます。
洋裁はご自身の時間で、少しずつかみ砕いて覚えていく、長い時間をかけて体得するものです。

あなたが一番欲しいと思う時こそ、吸収力が高まる時です。
どうぞ、時間をかけて最後まで召し上がってくださいね^^

また、一度見た動画でも見直すと、気が付く点が変わります。
あなたの受け皿が変化するので、見えるものが変わり、得られるステージが高まるためです。

何度でも繰り返し見ることが出来、時間や期間のしばりがない365回講座の動画閲覧で、より洋裁の世界を自由に楽しむ翼を得てください^^

365回講座では、ノウハウは最後の方に集中しています。
一括ご購入で全部の講義を手に入れる事をお勧めします。

最初から見て出来ない時は、最後の方を見てしつけで縫う方法などのノウハウを試してください。

月額課金の場合は飛び級できないので、完成しにくいときは練習しながら頑張ってください。
ノウハウが直ぐに手に入ると、ノウハウだけを追い求めるようになるので、私の講座では基礎の考え方を先に教えました。

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