こんにちは、ぶきっちょでもパリコレの小川タカコです。 今回はミシンで縫う際の上と下の生地のズレについて詳しくお話しします。
上下の生地の寸法が違う原因
ミシンで縫う際に、上と下の生地の寸法が違ってしまうことがあります。
このズレの原因は、ミシンの送り歯と押え金の働きによるものです。
具体的には、送り歯が生地を前進させる際に、上側の生地と下側の生地が異なる速度で送られてしまうミシンが持つ、根本的な機能の働きによるものです。
このため、片方の生地がたるんだり、逆に引っ張られたりすることがあります。
その結果、生地にシワができたり、縫い目がずれたりすることがあります。
生地の柔軟性と従順さ
柔軟な生地、特にニット素材は、体の曲線に自然に馴染む特性があります。
しかし、縫い合わせの際にズレが生じると、生地の座り心地が悪くなり、仕上がりや着心地にも影響するにもなりかねません。
素材が柔らかいと、無理に縫い合わせてもなじんで問題がないと考えられがちですが、生地の素材の柔軟性と従順さは比例しません。
生地は柔らかく伸びたり縮んだりしても、縫い合わされることには全く従順ではない、根本的な部分は見落としてはいけません。
生地が自然な状態で美しく形を作るためにも、正確な縫い合わせが求められます。
ダブルガーゼのような柔軟でふくらみがある素材でも、線を引いたりせず、美しい中縫いが可能な縫い方は、多くの場面でも応用ができる強力な味方になってくれるスキルです。
洋服の縫い方の工夫
洋服を作る際には、わざと生地をズラして縫って立体的な形を作っています。
場所によっては、特定の部分が自然に倒れるようにする必要もあるからです。
例えば、衿やポケットのフラップを狙った方向に倒すためには、 表側の生地を大きく、裏側の生地を小さくすると自然に下側に納まってくれます。
表と裏を同じ寸法にした場合は、ネクタイを締める時のように、衿が顔の方へ上がってしまう衿になります。
表側と裏側の生地の大きさの違いで、生地が自然に倒れる、この性質は服のあらゆる部位で応用されているスキルです。
フラップポケットの例
ポケットのフラップも同様に、強くズラして縫うことで、自然に下に下がるようになります。
ズラさないままのポケットを付けると、真横に上がってしまい、見た目が不自然になることがあります。
フラップポケットの縫い方は、上と下の生地のズレをうまく利用して、自然な形に仕上げる技術の一例です。
望む方向に倒れる工夫
望む方向に倒れて欲しい部分(例えば、衿やポケットのフラップ)は、外側と内側の生地の寸法差をつけて縫うことが重要です。
この差をしっかりとつけることで、理想的な形に仕上げることができます。
また、生地の特性を考慮して、適切な道具や技術を使うことも重要です。
縫い方の練習
このような意図して上下の生地をズラす技術を習得するには、練習が必要です。
そのためには、平らに縫うときにはズレを起こさせない縫い方を知り、逆にズラすために何をするのかを理解する必要があります。
ただ何となくズレてしまう状態では、平らに縫い合わせることもできないし、強制的に分量をズラすことは不可能と言えるでしょう。
完全にズレを抑制させられる道具を使うことで、より正確に縫うことができます。
練習の際には、ハンカチのようなシンプルな形の作品を作って 基本を身につけることが有効です。
形にすることで、結果も見たままに判断ができ 正確な縫い方をできたかどうか理解に落とせます。
道具などを有効に使って、仕上がりのキレイな結果に創作する体感を繰り返すことで、自信を持って洋服作りに取り組むことができるようになります。
結論
今回は、上と下の生地のズレがどのようにして起こるのか、そしてそれを防ぐための工夫について詳しくお伝えしました。
ミシンでの縫い合わせは、正確さが求められる繊細な作業ですが、適切な技術と道具を使うことで、理想的な仕上がりを実現することができます。
「ぶきっちょでも面白いほど上達する!ハンカチや巾着で、パリコレ作品が縫えるヒミツ」では、初心者でも簡単にズレさせない中縫いができる技を教えています。
衿やフラップポケットなどの縫いを理解するためにも、平らな状態でズレのない、正確に縫える方法を知ることは大きなステップとなります。
ズレを起こさせないミシンの扱い方、ミシンの縫いを更に美しく仕上げるアイロンワークなど上級者の方にも習得して欲しいプロの技を凝縮しています。
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小川タカコでした。
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