無料講座 生地の扱い方、地直し、水通し

無料講座
無料講座

生地の扱い方、地直し、水通し

生地を買ったら裁断する前に準備することがあります。
コットンの倍率の高いものは、洗濯で縮みやすいので水通しが必要になります。
水通しをしてない、もしくは不完全な場合に、完成後に縮みが出たり歪みが出るなどして型崩れすることがあるからです。

なぜ水通しをしなければならないのかは、こちらの動画から

水通しの仕方についてはこちらの動画で知識を得てください。

そして水通しが終わって、裁断する前に地の目を通して、裁断のスタートのところを整えます。
よく生地の途中の糸を抜く方法が紹介されていますが、地の目は生地の端から織糸を引き抜くと糸が切れずに外せます。こちらの動画を参考にしてください。

地の目を通すと縫うのがとても楽になります。 地の目を通したものは服になっても、型崩れしないからです。 地の目を通す初歩的な段階についてお話します。

地の目を通す意味について、生地をどのように扱うか記事にまとめました。

地の目だけでなく、生地の織り糸の方向を意識しないと自損事故に。

地の目が曲がっている【自損事故 その2】生地がよれている場合の記事はこちらから。

地の目はパーツごとに整えると、全部のパーツが地の目にそって取れるので縫うのが楽チンになります。

そして接着芯を貼る時にも、2辺に地の目を通して貼ると重ねてもズレなくて、しかも接着芯を貼った頼りになる柱の役目をきちんと果たしてくれます。

接着芯を貼るから斜めでもいいのではなく、地の目を通してしっかり接着芯を貼ることで長く愛用できる品物に縫うことができます。

接着芯を貼る場所が正しく地の目が通っているだけで、ミシンの作業がはるかにやりやすくなり、仕上がりも断然変わってきます。

丁寧に仕立てるためにも、地の目を通すことを徹底して準備を怠らないことが最高品質への近道です。

地の目を通す

地の目を通すことは洋裁では欠かせません。
建築物で言うなら柱を垂直に立てるのと同じくらい重要です。

地の目を通すことに慣れてくると、ハサミでフリーハンドでも地の目を通すことができます。
洋裁をしていると、地の目がどこだったのかが分からなくなる時があります。

ハサミに慣れておくと、フリーハンドでハサミの重さで地の目に沿った裁断ができて、地の目を通す確認ができます。

地の目を通さないで裁断すると、製作過程はトラブルが続きます。
地の目を通した裁断の仕方を、ご紹介しますね。

ダブルガーゼの90サイズの子供服です。
ダブルガーゼは二枚のガーゼが一体化した生地で、ズレが起きやすいですから、より慎重に裁断する必要があります。

ダブルガーゼについては無料講座で学べます

ダブルガーゼを縫う時にとても大事なことをご説明しています。 少し長いですが、ダブルガーゼを縫えるようになると社会的貢献度がとても高くなるので、ぜひ最後までご覧ください。

地伸しは必要

地伸しがここまで必要な生地の場合は、工場は先に調べてメーカーに連絡をし、地伸しが必要だから処理をして欲しいと依頼します。

大きな釜の内部に生地を反物のまま入れて、気圧をかけ、高温で蒸し風呂にして小一時間くらい熱を加えます。

当然、輸送費と釜に入れる費用などいくらでも負担額は増えていくので、よっぽどの場合のみになります。

私の経験では、イッセイミヤケの商品で、黒の反射加工をした素材が、動画と同じように激しく縮む生地でした。

地直し・地伸しについての記事はこちら

タイトルとURLをコピーしました