ミシンのアイコン

布ループで上品にきちんとした
イメージを

CASE1

布ループを連続してたくさんついているお洋服は、大量生産のお品物ではない証です。
手間暇をかけて、愛おしむように布ループをアイロンでクセ取りして可愛い丸におめかしして、出来上がりピッタリの大きさではみ出させて縫う。



時間とエネルギーがかかります。
大勢でワサワサと縫うようなアイテムには不向きのデザインですし工賃も高くなってしまいますから、コストダウンばかりのアパレルには支えられません。

手作りの良さ、完成度の高さを見せるのなら、絶対に可愛い布ループがおススメです。



洋裁が自宅で学べる365回講座で学べること


365回講座では
37回~80回 布ループを双子に作る、見返し明きのワンピの課題で2つの布ループを双子のように同じ表情で、同じ大きさで縫う方法をお伝えしています。

2つ同じにできるのであれば、12個を連続するのも全然苦じゃありません。

ループのある見返し側の柄合わせも完璧に、持ち出し側の柄も完璧に合わせて着せる時にも「ここまで柄が合わせてある~♪」とため息が漏れそうな、そんなうっとりする満足をお届けしたくないですか?


見返しと身頃の柄を、布ループをはさんでも完璧に合わせられるコツですが、実は全然難しいことではありません。

柄合わせは、真っすぐに縫うために、押え金の1点を生地の柄がちゃんと出るように縫うと、ひたすらまっすぐに縫えます。

下の生地と表の生地の柄を合わせるコツは、縦と横をじっくり5cmくらいの距離でぴったり合わせるのですが、これは練習が必要かもしれません…

でも、布ループを幾つ連ねても同じ大きさで縫える自信があると、「ドンとこい!」みたいな心のゆとりがあるので、柄も合わせやすい心境になれます。


布ループは35cmの長さでも、スルスルと簡単にひっくり返すことが出来ます。

布ループについて詳しくは無料講座へ


アイロンでクセ取りをして、クルンと丸い形に整えます。

順番としては、衿ぐりよりも先に、後ろの明きの布ループを作ってから 衿ぐりの見返しを縫います。


キレイに同じ大きさで等間隔に縫い合わせて、ココもこちらでご紹介した裏コバで縫いました。
縫い代の全部が見返し側にまとめて、裏側でコバステッチです。


柄合わせやズレがないことを見ていただくために、カジュアルなチェックの生地を素材にしました。

フォーマルな素材にすると、同じデザインでもグレードがずっと高いフォーマルドレスが作れます。

二度染めでしっかり黒く染められている素材の作品なら、喪服としても大活躍します。

冠婚葬祭の両方で使えるオシャレな子供服は、とても役に立つアイテムです。

ぜひ、ブラックフォーマルの透け感のない生地を用いて、裏なしで作ることをお勧めします。



ブラックフォーマルにオススメの二度染めで高級な墨染の生地は「小紋工房」さんの生地


静電気は通常の生地と変わらない
透け感はあまりなく、二重になれば向こう側が透けることはないので 裏なしのスカートでもOK
ポリエステル100% 洗濯可能



スカートに仕立てた時のイメージ写真として、台から垂れ下がる右半分は、一枚左半分は向こう側あり。
生地質は柔らかく、厚すぎず薄すぎないドレープが美しく出せる素材。



裏地があると暑くて季節によって着用が厳しくなります。
裏なしは防寒を足せばいいので、通年使えて便利です。

コンシールファスナーで作ると手早く、簡単に数を作れます。
布ループでしっかり作りこむと、高級感が引き立ち、冠婚葬祭の話題をさらうドレスになることでしょう。


布ループの最初の部分は、縫い代が重なって分厚くなるので少し落としたところからスタートしても大丈夫。

この場合はスナップで高さのズレがないようにしてあげると良いですね。


裏側だけにコバステッチ。裏コバです。

柄がチェックで細かいですから、ミシン糸のステッチは出来る限り表に出さず裏側だけで固定してあげると上品に仕上げられます。