洋裁が自宅で学べる365回講座 小川です。
今回はパイピングについて詳しく解説した1着sewingの教材とはどんなものなのかについてです。
パイピングの主導権を自分がとって、思いのままにパイピングを縫うための教材が、1着sewingです。
西日本広域豪雨被害への寄付金セールでの、1着sewingの詳しい説明がないとのお問い合わせを受けました。
そして先ほど、西日本広域豪雨被害へのセールで、既に1件お申し込みがあり、寄付金の1万円をゲットしました!(((o(*゚▽゚*)o)))
嬉しいですっ!
お問い合わせくださったことで、勇気も出ました!^^
一人でも多くの方に、今回のセールをご利用いただけたらと願ってやみません。
よろしくお願いいたします。
パイピングを難しく感じさせないために
パイピングを縫うのは、すごく難しいので裏側は手縫いにして、ストレスフリーを狙ったりしがちです。
ところが、手で縫ってあるとどうしても手作り感がして、グレードは一定止まりになったりします。
既製品は手縫いの箇所は、価値を上げるために手で縫うのであって、縫えないから手で縫うなんて、言い訳にもなりません。
販売する価値のあるものを、身にまとう喜びは、ちゃんと縫えているのと、誤魔化した場所があるものとでは大違いです。
パイピングだけでも難しいのに、ギャザーを寄せた上にパイピングするなんて、グッタリです(;^_^A
でも、バイヤステープをしっかりと、これ以上ないほど正確なものを作って、ギャザーを寄せることと、パイピングを縫うことを別々の次元で分けて縫うようにすると、あらこれが不思議なことに、手も足も出なかったのが簡単に自分のスキルにすることが出来ちゃいます。
1着sewingは、パイピングとギャザーの為の教材です。
- バイヤステープの作り方
- ピンタックの取り方
- 三巻フリルを細く美しいステッチで縫うためのコツ
- ラグランの切り替えの縫い方
- ギャザーの寄せ方
- 袖口のパイピング
- 衿ぐりのパイピング
以上の項目で工程順に解説しています。
パイピングは市販のバイヤステープと、バイヤステープメーカーだと困難
パイピングに使うテープは、皆さんはどのように手に入れていますか?
市販のバイヤステープは色とりどりで、可愛いのもたくさん販売されています。
でも、市販のバイヤステープは固いのでゴワゴワして、質感がとても悪いです。
表地と同じバイヤステープを使ったほうが、品質がとても良く見えますが、バイヤステープメーカーを使うと、どうしても折り山の位置がブレブレにズレまくってしまいます。
動画にもあるように指で、バイヤステープメーカーから出てきたところを押さえてやれば、まだ安定はしますが、折り山は正確ではありません。
正確に作れなかった分は、ミシンで縫う時にあれこれ修正しながら縫わなきゃいけないわけです。
バイヤステープの修正をミシンでするのって、非効率的&ナンセンス!
洋裁が自宅で学べる365回講座では何度も語っている事なのですが、何かの作業で正確さに問題があった時に、ミシンを縫う時に修正しながら縫うとぴうことが、出来上がりを悪くする根源です。
だって、縫う作業そのものに全神経を集中させ、没頭して縫ったほうが良いものになるにきまってますでしょ?
当然ですよね。
和食の板前の修業などが題材になった漫画とか、大好きです。
お出汁を取るときは、その日の湿度、気温など考慮して、水に昆布を入れるところから緊張し、鍋につきっきりで昆布から旨味を取るため、全力を傾けるのだそうです。
時間の無駄でだしの素を使ってしまったら、料亭の味がコンビニ味になっちゃいますよね(笑)
その日に使うお出汁は、親方のOKが出るまで先輩の板前さんが真剣に作っている時は、厨房も静かになるとか。
ミシンの縫いも同じです。その1本が出来栄えを決めます。
息を殺したり、浅く吐いたり、深く吸ったり、ミシンと関係ない呼吸をしながら縫おうとしても縫えないですよね。
前の作業の修正を、ミシンがするということは、健康のための呼吸法をしながらミシンも縫うくらい、出力があっちこっちに散らばってしまいます。
縫うことだけに一極集中することが、ワンランクアップさせるための必勝法です。
バイヤステープメーカーで作った、縫い代が太くなったり細くなったりしているのを追いかけながら、衿ぐりの正しい場所に縫いつける。
話の半分は、バイヤステープが歪んでいるから起きている不祥事です。
バイヤステープが正確に1cmの縫い代でキッチリ出来上がっていたら、縫い代に合わせて縫うだけに集中できます。
効率よくパイピングを縫える、”ずぼパリ”独自のバイヤステープ製造法
パイピングはバイヤステープを4つ折りして縫いつけるので、ゆがんでいたり曲がっていたりするだけで、非常に困難になる危険ゾーンです。
地雷原の中を進んでいくのと同じです。
地雷もない、アスファルトで舗装された真っすぐの道を運転したいでしょう?
パイピングやバイヤステープ始末をする場合は、特に”歪み”は地雷と同じトラブルを大発生させる危険因子です。
そこで、完全な正確さを自分で作ればいいじゃあないの!という点から攻略方法を編み出したのが、ずぼパリバイヤステープ製造法です。
使うのはインベルです。
コストは全くかかりません(笑)
そして簡単です。
パイピングを教えようと思ったら、テープの負担を取り除かないことには、他の何にも届くわけがありません。
パイピングの為にバイヤステープの攻略法をお伝えします。
ビシッと真っすぐなバイヤステープがあってこそ、あなたのミシンもパイピングをねじらずに、美しく縫えるようになります。
尖ったバイヤステープの始末をする
ノースリーブの袖ぐりをバイヤステープで始末する裏側の部分です。
この様なバイヤステープの仕立ての裏側は
尖ったバイヤステープを上手に畳み込む必要があります。
尖らせたバイヤステープと一口に言いますが、実際はこのように縫い代が重なって、とんでもないことになります。
中縫いをバッチリの場所にすることで、余計に重なる縫い代を最大まで薄く削ぎ落すことが出来、尖った先端までしっかり作り込みます。
このバイヤステープの感覚を大事にしていただければ、パイピングはもう半分出来ていると言えます。
バイヤステープの作業は非常に難しいので、動画の他に画像を多用して、PDF8枚で解説してあります。
動画はここまで10本あり、見応え充分にプロの技をお伝えします。
ピンタックをねじれないで縫う方法
ハンドメイドの世界では格差をつけることが必須条件です。
より高級に素材をそろえるのも良いですが、生地に賭けるよりは、ひと手間を加えて自分らしさ、高級感を付けた方が絶対値があがります。
そこでピンタックなど装飾になるわけですが、ピンタックほど縫いズレに悩まされるものはありません。
縫う方向の左下がりに身頃が傾いていきます。
上になるほうが押され、下になるほうが進み、ねじれがドンドン強くなっていくので、平らになりません。
ピンタック初心者でも簡単にねじれないでピンタックを縫う方法をご紹介しています。
袖ぐちや身頃に何本かピンタックを入れて装飾すると、ひと手間かけた分だけグレードがアップします。
丸いフリルの三巻ステッチをねじらず、平らに縫う方法
フリルでもシャツでもそうですが、三巻ステッチはけっこう頻繁に使われる縫い方です。
カーブ部分がねじれて汚くなると、それだけで高級感はがた落ち。
海外産のお安い量販店商品と同じランクになってしまいます。
三巻ステッチを平らに美しく縫ってあると、フリルさえも顔つきが変わって、シュッとお澄ましした凛とした顔になります。
アイロンとイセミシンを使って、そして〇〇も動員して、全くねじれずストレスフリーの三巻ステッチの縫い方を覚えると、シャツとかフリルとか、ガンガン縫いたくなります^^
もっとやってみたい!と必ず言わせます。
面白いほどカーブの三巻ステッチが美しく縫えます。
量産工場ではやらない方法ですので、一点ものだけの手のかかる作業が生み出す特権です。
あなたの作品が、隅々まで手のかかった美しさを語るようになります。
カーブでねじれやすいバイヤスの場所も、紙を折ったように自然な縫い目で、自信をもってどアップの画像を撮れますよ♪
布テープをパイピングに挟み込むコツがわかる
パイピングに布ループをはさむのはけっこう困難ですが、やり方を覚えればこれほど簡単なボタンの明きは無いのが、イッテコイを使ったワンボタンの明きの始末です。
イッテコイの明きの上にギャザーを寄せ、それをパイピングで始末するわけです。
ああ、面倒っ!(;^_^A
でもでも。面倒なのがビシッと縫えていると、「すごーーーーーい!」
周りがびっくりしますよ~~^^
あなたの欲しい言葉じゃないですか?
「どこでこれが買えるの?」
このコツがわかると、あなたの作品は毎回のように称賛を浴びることでしょう。
だって。普通じゃないから。
多くの人が出来ないでいびつになってしまう縫いを、どこから見ても歪んでないように縫えるスキルです。
大声で自慢できる実力を身に付けてください。
パイピングは大事なことなので袖で2回やってから、衿ぐりでまとめ
パイピングはバイヤステープの知識があってもとても難しいので、袖で2回やったのを見ていただき
衿ぐりでパイピングのまとめをしました。
袖は面倒だから…というよりも、衿の為に袖でも一回やっておくと考えるくらいに、実力が上がります。
何故なら洋裁が積み木だということが、あなたにはもう分かっているからですね。
袖で練習すれば、衿はそこまでやったパイピングの集大成になります。
シュッとした雰囲気でパイピングが正確に縫えれば、プロ顔負けの出来上がりです。
ギャザーの下にイッテコイの見返しがありますが、見返しを感じさせないギリギリまでギャザーがチパチパっと入った柔らかい優しい出来上がりになります。
イッテコイの見返しの部分にギャザーが入らないと、ああ、その下に見返しの固いのがあるんですもんねーって感じになっちゃうんですよね。。。
ギャザーやフリルはあくまでも柔らかな甘い印象を大事にして、表情豊かな作品にしてください。
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