@jadore_1_さまより返し縫いについて嬉しいご報告

@jadore_1_さまより 返し縫いについて インスタグラムでご紹介いただけました!

こんにちは。「ずぼらでパリコレ」洋裁が自宅で学べる365回講座の小川タカコです。

本日はインスタの@jadore_1_ さまから、嬉しいストーリーズでのご報告がありました!
@jadore_1_ さまminneでも作品を販売されていらっしゃって、素敵な作品がたくさんです

@jadore-1 さまminneのshop

ぜひお運びくださいませ(⋈◍>◡<◍)。✧♡z

続いて、こちらのシェアもくださり、感動の極みであります^^

@jadore_1_ さま

インスタグラムやご自身のblogなどでご紹介くださいましたら、このように記事にして私のサイトでもご紹介させていただきます。

皆様のお声を頂戴できると励みになり、勇気が湧いてきます。
質問事項も添えてくだされば、可能な限り私の考えも書いていきますので、ぜひお気軽にYouTubeやインスタのご感想などお寄せください。

洋裁を独学で身に付けるのは無理

独学だと、どうしても解決できない部分があるのが洋裁です。
車の免許と同じですね。

「高速道路の合流の仕方さえ教えてくれれば、公道は全然問題ないから!」と、無免許の人が言ったら、ギョッとしますよね(笑)

教習所で運転の勉強をするのも最初は怖かったりするものです。

洋裁はポイントだけでは無理なんです。
久々に登場する、チャッチャと済ませたい性格のチャコちゃんです。

チャコ
チャコ
  • 角はどうやって作るんですか?
  • ポイントだけ教えて?


チャコちゃんがポイントだけわかれば縫えるはずだと考える気持ちは、すごく理解できます。

でも、服を作るのは工程が長いので、途中で迷ってしまいがちですし、誰にも苦手部分が必ずあります。

生地も流行があり、応用の連続が服作りだと私は感じます。
30年以上もこの道一筋で営業してきましたが、新しいパターンや、生地に出会う度に、全く想像もしてないトラブルが発生します。

簡単にノウハウだけで縫えないのが服作りです。
ピンチになった時にいかに切り抜けるか、自分の臨機応変さというか、引き出しの多さが必要不可欠です。

逆に言うと、毎回ごとに生地の姫君さまから、


【ワタクシたちのこと、いったい、どのようになさるおつもりなの?】

と突き付けられるような部分があります。

超、上からな物言いや態度で、こちらの対処をシビアに厳しく要求してきます。

あなたも思い当たることはありませんか?

返し縫いでの、糸がからまない方法

返し縫いで糸がぐちゃっと絡んでしまうと、ほどくにも大変で、げんなりしますよね。

そのまま縫うと様々なトラブルに発展します。

”暴君ジャイアンが、サイドカー付きのバイクで陣取りしてる”

そんな風に返し縫いの糸団子を想像してください。返し縫い

右のギュッと縮んだのは、生地の織り糸が引っ張り出されて、生地が傷んでいますよね。

返し縫いは縫う時に必ず必要なものですが、それだけに神経を使う大切な作業です。

ところが返し縫いをどうやったらいいのか、取扱説明書に書いてもないし、ネットにも情報がないので、皆様ご苦労されています。


こちらの動画でも、新しく取り上げました。もしまだでしたらぜひ、ご覧くださいませ。

返し縫いで糸団子が出来ないミシンは存在しない

「返し縫いが絡まないミシンはないのか?」と、先日にミシンオタクの方々のツアーに参加させていただいて、工場見学した時に質問されている方がいました。

JUKIの工業用ミシンの説明担当の方が、困った顔で、「ありません」とお答えになってました。

ミシンは高速で動くマシンなので、上糸の少し長く残してある余分が、タイミングによっては巻き込まれて厄介な糸団子を作ってしまうんですね。

そこで対策は、やはり【押え金の真横で上糸をはさむ】が正解だそうです!^^

返し縫いが縮む理由

洋裁が自宅で学べる365回講座でも、返し縫いをする場所によって、【特にここは注意してね】と、場面場面で、口を酸っぱくしてお伝えしています。

でも、本当はまだお伝えしてないことがあります。

斜めの生地を縫う時に、特に返し縫いは縮みやすいということです。

@jadore_1_ さんのお写真で、返し縫いのところが、織り糸が少しだけ縮んでいますよね。

返し縫い

プロ仕様と言いながら、私の縫った左側の返し縫いも右ほどではないにしろ、少し生地の織り糸が縮んでいます。

ミシンが前進するのを急に後ろ向きに動かし、また前進にすることで、ミシンには大きな負担がかかってしまうのです。

ミシンは後ろ向きに縫う、バックが超苦手なマシンなんですね。

ガーゼのような柔らかい生地や、斜めに切った部分の返し縫いは、より縮みやすいため、対策する必要があります。

JUKI工場でもバックに進むときのミシンの目が汚くなることに対応した、柄をキルトする特殊ミシンがあって、前進するだけで柄を縫い上げることに特化した特殊ミシンがありました。

返し縫いをするときに、特に注意する場所

返し縫いを特に注意して対策する場所としては、

  • ファスナーなどの縫い止まり
  • 衿の内部に入る部分

など、出来上がりに神経を使う場所になります。

  • ウエストベルトの中に入る部分や、
  • 裾の幅のある(3cmとか)の折り返しの部分は、

それほど気にしなくても糸団子さえ気を付ければ何とかなります。

あまり格好良くはないので、全部の返し縫いが縮まないようにすべきなのですが、人間は徹頭徹尾できるわけでもないですからね^^;;

ファスナーの縫い止まり部分は、特に返し縫いの縮みが悪い意味で目立つ場所です。

衿の周辺の内部に入る部分も、シャキッとした雰囲気は薄く作ることです。

返し縫いが縮んでいると、どうしても分厚くなります。

結果、

  • もっさりした悪い印象になる
  • 左右の寸法が狂う原因にもなる

など、返し縫いで縮んでしまうと、良いことは何もありません。

返し縫いを縮まないように縫うコツ

縫うことに慣れていない人、ナヤミちゃんです。


返し縫いを縮まないように縫うのはどうしたらいいのよぉぉ!

ナヤミちゃんの嘆き、辛い気持ちはすごく心に刺さるのですが、簡単にこうとテキストで言えない部分です。

地の目に添った、縦地、横地の場合は、押え金の前と後ろで生地を引っ張ってあげてもいいのですが
斜めの場合は、そんな乱暴は出来ません。

生地は斜めにした場合はとてもデリケートな扱いをする必要があります。

女心と秋の空 なんていいますが

生地は斜め(バイヤス)になったとたん、非常に高慢ちきな女になると覚悟してください(笑)

そういう性格を、どの生地も持っているので、高慢ちきで超わがままになった姫君の生地ちゃんたちは、言うことを全く聞きません。

生地の言いなりの下僕になって、お姫様の満足を叶えて歩み寄っていただける方法を、人間がご提示し、

生地の姫君様たち
生地の姫君様たち

【それだったら…、ワタクシ、歩み寄って差し上げてもよろしくてよ?】

というお許しを、お姫様から頂戴しないとだめなんですね(笑)

返し縫いをするときの手の添え方を変える

斜めになっている生地に返し縫いをするときは、手の添え方を変える必要があります。

単純に生地を押えるだけでは、返し縫いで起きる縮みを防ぐことが出来ません。

織り糸の縦の方向の前と後ろを抑える

それでも上手くいかない時は、違う角度で織り糸を押さえるなど

お姫様が満足してくださる方法を、捧げるような気持ちで幾つも探し出してあげるしかない訳で、
わたしもあなたも、生地の忠実な下僕になり、また姫が喜ぶご提案を即座に考え出せる有能な執事になるしかありません(笑)

ファスナーの縫い方のDVDマニュアル

先行予約の段階ですが、スカートのファスナー付けのDVDマニュアルでは、その辺の薄地や化繊などの生地で、斜めになっている時の縫い方を含めたファスナー付けのマニュアルを教材にします。

まだ完成には少し時間がかかりますが、先行予約の時はお安くなっておりますので、ご検討くださったら幸いです。

正バイヤススカートなども、今後は教材として考えています

正バイヤスのスカートは、本当に縫うのが大変な上級者の洋裁です。

でもこれもコツがあって、あることをするとハチャメチャな裁断をしてあっても、調整して

姫君の我が儘を叶えた、ご機嫌なお姫君の美しいドレープを手に入れる魔法が可能です。

美しい姫が舞うのは、本当に心から称賛できる形ですし、
生地の姫が、女神に生まれ変わって、伸び伸びとご自分の美しさを表現しているのをみるのは、製作する側の冥利に尽きます。

そういう本職の技も含めた教材も、今後考えています!

ただ、そういう中級、上級のためにも、基礎は独学ではなく専門の知識を知って欲しいと願っています。
中級、上級のコースでは、365回講座でやった内容を重複せず、その知識はある者だという前提で進めますので、そこはご了承くださいませ。

365回講座は初心者の方にもわかるように解説したものですが、初心者様向けだけの教材ではありません。
ショップを運営なさっている方も受講してくださって、お客様に堂々とお届けできるようになったというお喜びのお声も頂戴しています。

何がクレームで、ここまでであればクレームとして扱われないという、アパレルメーカーの基準値を元に、直すか進めるか、対処をお伝えするので、ネット販売をなさっている方には特に指針になる内容を満載に詰め込んでいます

これで大丈夫かなぁ…という不安を一掃し、出来ることを全部やり切った達成感のある作品を縫って、販売できるようになります。

転居することにしました

近く、撮影しやすい広いスペースがある新居に引っ越し、今後は教材の速度も、画像も良質にしていきます。

先行予約販売の教材が作り終えたら、ワークショップを展開していきながら、皆様のお悩みやお困りの部分を、もっと身近に生のお声を聞けるようなスタイルでこれからを考えていきたいと思っております。

どうかこれからも、ずぼらでもパリコレを長い目でご贔屓に賜りますよう、よろしくお願いいたします。

コメント

  1. 佐藤良子 より:

    先行予約の商品を予約したいのですが、ファスナーと普通の衿です。どのようにすればよろしいですか?

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