縫いズレ
服作りに限らず、ミシンで縫う作業においては縫うときにズレがおきるのが、ミシンの宿命です。
「えっ???」と感じたあなた。
ごめんなさい。ミシンは2枚の生地を正確に縫い合わせる機能は無いのです。
2枚がズレて縫い合わせるように働くのがミシンなのです。
ええええええ!と思われるかもしれませんが、そもそもズレる働きがあると意識していれば、ズレない縫い方もできます。
不本意かもしれませんが、押え金と送り歯の働きの知識を得てください。
ズレるミシンをどのように扱って、仕上がり良く完成させるのかが、洋裁のミソなのです。
365回講座では、初心者さんでも必ずズレないで縫えるケースに合わせたサポートするものを使い、歪みやすいもの、ズレやすいものをピッタリに縫い合わせる技術をおつたえします。
小川がなぜ、このスキルを磨けたのかは、サンプルを専門に縫った経験からです。
展示会やファッションショーの納期の短いくせに、パターンも不明瞭、もしくは間違っていたり生地が届かないなど、どうにもならない状況でも展示会やショーの日時は決まっています。
足りなくなった時間は、全て縫う技術者が負担します。言い訳を言ったところで、日時が決まっているものどうにもなりません。
やり切るしかないのです。
慣れている生地がくるわけでもなく、慣れた形であるはずもありません。
ショー用作品なんて突飛でない作品なんてないからです。
どんな作品であろうとも最短の時間で完璧に縫い上げる必要があり、毎回の仕事でその任務を確実にこなしてこそ、次の仕事を得る事ができます。
サンプルはスポットでしかなく、毎年もらえる契約ではないからです。
不安定極まりない仕事を取るためには、バイヤーの注文が得やすい、ピカイチの仕上がりにする必要があります。
納期がどんなに短くても、ピッカピカに縫い上げるのが使命です。
そもそも、キレイに縫えるのなんて当たり前で、その先を提供してこそ信頼されるサンプル屋といえます。
このような仕事において、素材が合わないから縫えないとか、苦手だとか言い訳はできません。
突飛な素材で、変わったデザインを縫うのに、得て不得手を言えないとしたら…
あなたはどんな手段を持ちたいですか?
私はどんな素材であっても、ズレないで縫える方法を見つけたいと思いました。
次に、どんな素材でもデザインの形になるための道具が欲しいと思いました。
この2つが手に入れば、取り敢えず忙しくてもあまり時間を使わずに完成させられると思ったんです。
25年のキャリアを保てたのも、その2つのスキルを磨いたからでした。
どんな素材でも、どんなデザインでもズレなくて形にできたら最強です。
365回講座はこの2つの技術を課題ごとに使い方をお伝えする講座です。
19のステップがある365回講座ですが、課題が縫えるようになるだけではありません。
身につけた技術を使って、違うデザインを容易く縫えるようになり、応用して全く違う形も縫えるようになります。
洋裁が積み木なのだとあなたが感じられるときには、あなたの腕前は周りの人が驚くほど上達している事でしょう。
まち針やしつけ 縫いズレには効果がないんです
上の動画の詳しい記事はこちらから
ダブルガーゼのスタイ ズレないで縫う方法
ダブルガーゼはズレてしまいやすく、ミシンやアイロンなどもうまくいかないことも多いですが、優しいダブルガーゼをあなたの手で作りたいですよね^^
縫いズレからあなたを根本的に救う、まち針で留めても、クリップで留めてもずれちゃうあなたに
こちらの動画は301分にわたって、縫いズレを根本的に起こさせない縫い方を伝授して、初心者から経験者まで分かりやすい解説をしています。
手に入りやすく安価なものを使って、既製品らしくシャープで美しく縫うために、どうやったらミシンで簡単に失敗せずやさしく、ぬえるのかお伝えします。
ダブルガーゼについては無料講座で学べます
ミシンの縫いズレを起こしやすい間違った手つき
洋裁の初心者さんからいち早く卒業するために、ミシンが縫いズレを起こさない正しい手の使い方でミシンを縫うと、今までの苦労が何だったの?というほどにミシンの操作が楽になります。
上の動画の詳しい記事はこちらから
まち針の使い方
まち針は太いもので縫うとズレが起きやすいので、肝心なところは細いドレスピンで薄くすくって止めます。
台衿付きシャツカラーの有料商材から、抜粋したまち針の使い方をご紹介した動画です。
まち針の使い方についてはこちらから
縫いがズレる【1】 ミシンで縫ってズレてしまうお悩みは、これを知って欲しい!
縫いがズレるワケを、今更ですが解説するシリーズを開始します。
第一回目は、押え金と生地の関係についてです。
押え金がギュッと上から生地を押えていますよね。
生地の下では、送り歯を呼ばれるとがったギザギザが、生地をミシンの奥へ進めようと、生地をこすっています。
通常の縫い目では、3cmの間に11~12針の縫い目が決まりです。1針の大きさは2mmくらいです。
縫いがズレる【2】縫う時に意識すること 長く縫うとズレるのは1鉢のズレが重なるから
ミシンのずれない縫い方で、小さなズレが重なって縫えなくなることについて。
全然、問題なく縫えていると思っていたのに最後になって積み重ねたズレが、もう回復不能にまで育っちゃった!ということ、あるあるです。
ひと針がズレていることが、全体をゆがませていくということに、もっと気が付いて欲しいです。
何を縫おうと、ズレを起こさせない縫い方をしてない限り、ズレは縫う距離に比例して、大きくなります。
縫い方のノウハウの前に、目に見えないほどの微妙なズレを意識せずに、ズレない方法だけやっても、効果は出ません。
上と下の生地を、ぴったりに縫い合わせてくれるのがミシンだと思ってたのに、裏切られた気がしてしまいますよね。
でも、ミシンは正常に働いてくれているのです。人間が使いこなさないと、ミシンの働きは常に悪いままです。
あなたのミシンlifeを、見違えるようにするためにも、このミシンの動き方、働きを理解して、そしてミシンに負けない対策を考えましょう。目に見えないほどの微妙な違いが、重なっていきズレが大きくなります。
ダブルガーゼ 三つ折りステッチ 斜めのシワにズレて縫える
ミシンで縫う時にずれてしまうと斜めのシワができるということについて、実際にダブルガーゼで縫って実験しました。
ダブルガーゼについては無料講座で学べます
斜めのシワにしたいのでアイロンをしないで行ってみました。
ホワイトボードで、3cmの間に12針の縫い目があるとして、1針でどのくらいズレると、94cmの長さで縫ったら…なんて、お話をしていましたが…。
実際に縫ってみると、17cmで6mmものズレが、ごく普通に起きてしまいました。
アイロンはかけないで、ちょっと手で折ってねほわっとした感じでどうなっていくのかを検証しながら、ズレがどの程度起きているのかの検証です。
生地は横方向に地の目を通してあります。
今回はズレが、短い距離を縫っただけで大きな数字で誤差になっていくのを、実際に見ていただきました。
ミシン 縫い方 ズレるときを意識すると、縫うのが上手になる目を養う
ミシンの縫い方では、縫う時にできるねじれがたぶん筆頭に来るトラブルだと、私は感じていますが皆さんはどうですか? ミシンの縫い方で三つ折りステッチについて、ねじれを解説したのでご覧ください。
ねじれない縫い方をするために、しつけ縫いやまち針をたくさん打って、格闘していらっしゃるかたに、ぜひ見ていただきたい動画です。前回にお届けした続きになります。
この動画を見ると、紙をあてて縫うことが少しだけ、理解していただけます。
また生地の織り糸をみて、ズレを起こさせない、注意の仕方がが分かります。
まだ原因の部分を深堀しているので、ズレない縫い方ではないですが、これを理解していないと、方法だけ知っても、応用が分からないという事になります。
ズレるときを意識するについてお話します。ズレてしまう対処ではなく、ズレる意味を知って、ノウハウを使う事が大事です。
ズレてしまうのが何故だかわからないと、安いミシンだから上手く縫えないんだとか、職業用のミシンなら、きっとこんなことはないはずなんて、無駄な出費になってしまうかもしれません。
つまり、トラブルの原因、なぜそうなるのかが分からなければ、一生そのままです。
でも原因を正しく知って、対処をしっかり理解すると、トラブルが起きた時でも改善するための知恵を働かせることができます。
洋裁は、すべてが応用問題です。
原因を知り、対処を覚え、そのノウハウを身につけていくことで、時間をムダなく上達に活かしていくことができます。
詳しくはこちらから。
押え金の特徴1
ミシンの縫い方で特に重要な、押え金の特徴についての動画です。少し長くなったので連続で配信します。
今回は第一回目です。
押え金の特徴を知って、押え金がトラブルを起こしやすいところを事前に把握して、対処をしてあげると、ストレスフリーでミシンを楽しめます。
押え金の特徴2
ミシンンのズレを解決する方法の具体的な方法と、分厚いところに乗り上げる時の進まないトラブルを一発解決する方法です。
押え金はミシンの針を取り付ける棒に、垂直に止まっています。押え金の裏側にはスプリングが内蔵されていて、こうやって後ろだけ動きます。
後ろだけしか動かない押え金にとって、縫い代などの分厚い段差を乗り上げるには、後ろ側のように前側もキッと上がってくれればいいんですけれども、ミシンの押え金は前側は上がらない仕組みになっているので
しかも少し後傾ぎみにきてるので、下側の送り歯が生地を送り、押え金がぐっと後ろ向きに力が入ってますから、下の生地だけ進んでしまい、上の生地は取り残されて置いて行かれ、ズレる構造を持っているのです。
例えば2枚を縫ってる時でも、下には送り歯があります。
2枚を縫ってる時でも一番下に送り歯があって 一番下の送り歯がゴーリゴーリゴーリと毎回、上で回転して
ひと針ごと、送るための動きをするから、下の生地がいき気味になって、上から押え金が少し後傾気味に力が入ってるので、滑りやすいのです。
そのミシンの持っている構造上の問題をどのようにクリアするのかは、人間様が使いこなす知恵で、理論的に対処をすると、トラブルは解決しやすくなります。
理論で解決することに慣れていると、応用ができるようになるので、服作りに最強の力を発揮します。
服作りは生地の素材を変えても、デザインが変わっても、応用が利くノウハウを理論で知識として持つことが重要となります。
綿素材の縫いやすい生地でだけ有効な方法は、薄地の生地で行うと、生地を破損する恐れがあります。
綿素材で有効なノウハウは、厚みがある生地では太刀打ちができないことも多いです。
人生は短いですから、せっかく覚えるノウハウなら、どんな素材でも応用が利くの方法で、なぜ失敗するのかの原因も含めて理解して、引き出しに使い回せるハウツーをたくさん持って、有効な時間を過ごして欲しいです。
押え金については無料講座で学べます