こんにちは。「ずぼらでパリコレ」洋裁が自宅で学べる365回講座の小川タカコです。
洋裁が自宅で学べる365回講座では、218回目から衿付けをお伝えしています。
現在、当店では台衿付きシャツカラーのDVDマニュアルの製作をしています。
衿付けの構造上の仕組みをご説明し、衿にどのような型紙上の処理を行って作ると、どのように形が安定してくるのかのお話から、ご説明しようとしています。
台衿付きシャツカラーは非常に難しいので、これが終わるとかなり自分としては、進ませやすくなると叱咤しています。
衿の失敗として最悪なのが、被り分の入ってない衿
「衿が倒れない」とか「衿が寝てくれない」などと言います。
衿に限らず、どんなものでも同じなのですが、上に乗る生地は下の生地よりも大きくなければなりません。
上になる生地は下の生地に覆いかぶさっているから、被り分なんだと考えてください。
おんぶするときに、腕が短いよりも、長い腕だったらお腹の方までしっかり抱え込めるから、おんぶの分が必要なんだなぁくらいの感じで良いので、「被り分」という洋裁用語をこの際なので覚えちゃってください。
被り分は大きな意味でも、小さい意味でも使われます。
これは洋裁が自宅で学べる365回講座で218回からお伝えする、原型から引いた作図の丸衿の裏側です。
裏衿側が表衿よりも一回り小さくなっています。
もっと拡大して、赤い‐の分のことを言います。
衿は被り分量がないと、顔の方に持ち上がってくる
衿付きのお洋服を縫ったときに、どうにも隠せない失敗が被り分量が足らない場合です。
表衿が裏衿に覆いかぶされる分だけ、大きくなってなかった場合、裏側の方が余ってたるむので、上に持ち上がってくるからです。
衿がどうしてもと上がってしまうのかは、タオルを素材にして考えると、分かりやすいと思います。
こちらの動画を見てください。
タオルは分厚いので、周りをまち針で留めて、折っただけで内側のブルーの方が、ダブダブっと余ってきます。
これが被り分がない状態の簡単な考え方です。
衿は上の画像のように、先端部分で1つ、被り分が必要ですが、もう1つ入れないと起き上がってきます。
衿の根元の部分にも、被り分を入れてあげないと、顔のほうに起き上がってきて、寝てくれない原因になります。
台衿付きシャツカラーは、上衿は普通の衿と同じ考え方なので、被り分量を表衿にイセで入れて、衿が立ち上がらないようにしてあげる必要があります。
衿が自然に身頃の下の方へ倒れてくれるように縫わないと、衿として下に下がってくれないのです。
その為に必要なのが被り分です。
このブラウスは、後ろ衿ぐりをバイヤス仕立てにして、前身頃は見返しです。
見返しで前開きのブラウスは難しいと思い込んでいるあなた。
早計すぎます。
パイピングで縫う衿ぐりは、本に多く紹介されているので初心者向けと思われがちですが、パイピングほど難しいものはありません。
見返しは接着芯を貼らないとならないので、ハードルはちょっと高いかもしれないですが、見返しで縫うブラウスは、逃げ道も多く誤魔化しやすいので、勇気を出して見返しに慣れてくれたらいいなと願っています。
私もカメラのこと、編集のことなど勉強しながら教材を作っています。
一緒に成長していきましょう!
あなたのミシンlifeが、自由自在に表現できるようになることを祈っています。
洋裁が自宅で学べる365回講座は膨大な量がありますが、少し高額なので小分けにして、あなたのどんなものか分からないご不安や、欲しい所だけ見てから考えたいというご要望もあるかと思い、抜粋してを販売開始しています。
台衿付きシャツカラーDVDマニュアルは、想定よりも濃い内容になると思われるので、22000円(外税)に設定しました。
先行ご予約は2名様限りで13,889円です。先ほど売れたので、この金額は残すところ1名様限りです。
送料も当店が負担いたします。
2枚様にご予約が終わると、1000円ずつアップしていき、完成と同時に送料のご負担(450円)と正規の金額になります。
ご了承くださいませ。
台衿付きシャツカラーDVDマニュアルは、今月中には完成させます!ご予約はお早めにお願いいたします。
ご検討くださいましたら幸甚でございます(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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