こんにちは。「ずぼらでパリコレ」洋裁教室や独学でお悩みの方に最適な24時間自宅で学べる365回講座の小川タカコです。
洋裁教室や独学でお悩みの方に最適な24時間自宅で学べる365回講座でも、何度となく返し縫いは同じ場所を往復するように、スリムに縫いましょうとお伝えしています。
今回はコンシールファスナーでも返し縫いが天敵であるという、コンシールファスナーDVDマニュアルの追加教材を作ったので、その有料の教材の中から、公開できるものを連載していきます!
コンシールファスナーDVDマニュアルの追加教材のお知らせ
コンシールファスナーをより簡単に、より再現性の高いものにする方法を思いついたので、まず初めにコンシールファスナーのDVDマニュアルの追加教材を作っています。
ファスナーの動画などアっプしながら、音声のピンマイクとムービーカメラの動作の具合を確かめたり一眼レフの撮影練習をしてましたが、大体の感じが把握できたので、いよいよ満を持して取り組み再開です!
思いついたものからサクサクやっちゃおうと思ったら、一日かけてコンシールファスナーの追加教材の撮影のほとんどが完了しました!
新居では状態が今までと全然やりやすさ、広さなど違うので、とにかく無駄な時間をかけなくて済むのが一番ありがたいです。
教材はぎゅっと濃縮して、短いですがすごく呆気なく成功できる秘訣をお伝えしますので、楽しみにしていてくださいね。
追加販売です。予約販売の予定はありません。
ぎゅっと濃縮して誰でもできる方法なので、少しお高いです。
コンシールファスナーの天敵が返し縫い
コンシールファスナーの天敵が返し縫いだということを知ったのは、高級製品だけを縫製する工場さんに修業に行った時のことです。
様々な試練と地獄のような日々でしたが、あるときのコンシールファスナーのスカートで「小川にだけやらせろ」という社長命令が出たことがあります。
それはフレアースカートで、少し伸びのある素材でざっくりした織りの生地でした。
自動返しでガガガっ!と縫い止まりを縫った1発目で、コンシールファスナー担当の熟練さんが、私のところにものすごい勢いで形相激しく、鬼気迫る勢いでやってきました。
あんた!何やってるの?返し縫いを平らにやってってあんなに朝礼で言ったでしょ!
あの…、平らにやったはずですが…(´;ω;`)ウゥゥ
工場内はしーーーんと静まり返って、誰一人動かず、大注目されています。
この返し縫いは平らじゃないって言ってんのよ!
こんな返し縫いじゃコンシールファスナーは縫えないね!
突き返されたコンシールファスナーは、↓の画像のようになってました。
確かにコンシールファスナーの縫いつけ部分より下のところが、ゆがんでます。
そこでコンシールファスナーをほどき、返し縫いから左脇全体をほどいて、アイロンでもう一度復元してもらって、縫い直しをしました。
恐る恐る持って、これでいいでしょうかとお聞きしました。
その間、工場内は誰も作業をせず、ずっと注目され続けているので冷や汗と足がガクガクして、本当に緊張しました。
これなら、コンシールファスナーが縫えるわ
OKをもらってホッとしたのですが、工場にとってそれは史上最強の悪夢の始まりでした。
コンシールファスナーの返し縫いの不良がほとんどで生産ストップ
コンシールファスナーの脇縫いの縫い止まりで大目玉を食らった私でしたが、脇を縫うのは私ではなく、別の担当者だったので、ほとんどのものが私じゃない人が縫ってコンシールファスナーの担当者に流れていきました。
コンシールファスナー担当者は、既婚女性で残業部隊ではないので、時間で終業してしまいます。
工場全員で脇縫いの悪くてコンシールファスナーがゆがんでしまったものをほどく作業に当て、コンシール担当者の時間に余ったものを、休日出勤もして穴埋めをすることになったのですが…。
社長から、小川以外の人間は縫い止まりを縫うな!と命令が出ました。
私以外の人が縫ったものが不良になっていたのが分かったからでした。
斜めの時の返し縫いは、コンシールファスナーや通常のファスナーにとっても、天敵以外の何物でもありません。
縫い止まりの返し縫いが縮かんでいたら、それはそのまま不良品です。
私がどうやって縫っているのか、皆が見に来るのですが、全然伝わりません。
縫っている人のところへ行って、こことここに意識をして力を入れて縫うと良いと説明しても「何のことやら」と、ふくれてしまう始末でどうにもなりません。
その時からずっと頭にあったのは、自分が見た通りの視点で、自分が何をやっているのかを説明したら、この人だって縫えるのに!と強く感じたことです。
動画教材を作る決心も、その時の体験があったからです。
テキストや画像などで伝わるはずがないと、ずっと考えていました。
その場にいて毎日顔を合わせ、一緒に切磋琢磨している工場の仲間にも、同じ素材の生地をどう縫うかが通じないなんて!と思いませんか。
少なくともプロ同士であるのに、全く通じないという衝撃。
そして休日を返上して全部を縫う私。。。
コンシールファスナーの返し縫いの不良は斜めでなくとも起きる
コンシールファスナーの返し縫いは地の目の通った直線部分でも、画像で紹介している通り、不良品となります。
コンシールファスナーを制するために、返し縫いをスリムにする習慣が絶対に必要です。
返し縫いのスリムに縫うのは、重要箇所でいいんでしょ?ってあなたは思っているかもしれないですが、人間は習慣にしていないと絶対にミスをする生き物なのです。
スリムな返し縫いの動画はこちら
返し縫いの全部をスリムに縫うことにしたら、何よりも縫う訓練になります。
そのうち訓練ではなく、スリムな返し縫いが標準装備されるというありがたい武器として成長します。
あなたの作品がグレードアップするのに必須アイテムが、強固な武器に変身するときがすぐに来ます。
コンシールファスナーに限らず、ファスナー付けの縫い止まりの返し縫いは要注意
では、コンシールファスナー付けの縫い止まりの返し縫いの縫い方をご紹介した動画をどうぞ。
コンシールファスナーのカテゴリーはこちらです。
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