HASEO@FERMATA展7日~18日 ‏ @haseo0409 に行ってきました

アパレルの裏話
HASEO@FERMATA展

こんばんは。「ずぼらでパリコレ」洋裁が自宅で学べる365回講座の小川タカコです。

《最高の魔法は自分を信じること》
前にも投稿したので、このメッセージカードを私が宝物として、大切にしていることをご存じの方もいらっしゃると思います。

世界が終わった、その後に

2015年に新宿で開催された個展の時に、私はHASEOさんのことは全く知らず、娘が一緒に観に行かないかというので、閉店一時間ほど前に駆け込んだのが、最初の出会いでした。

@haseo_hasegawa  さんのアカウントをいま知りました💦
遅ればせながらフォローさせていただきました♡
日本人初の2018WPC ポートレート部門でmedalistに選ばれた作品HASEO@FERMATA展7日~18日には
飾られています。
息をのむほど美しいのは云うまでもありませんが、作品に込められた悲しいエピソードもお話下さり、いま出来ることをする大切さを教えてくださいました。
4メートルの巨大な展示された後述する最後の晩餐の写真が、どうして端の隅まで歪まずに撮れているのか、

着物の髪に飾ってある紫陽花のエピソードも面白おかしく、HASEOさんのトーク炸裂で、笑いあり
突然に、自分よりも若い大切な人たちが亡くなったお話には、胸が痛いほど切なく、今を生きる勇気をいただきました。

ドレスの生地の波打つのを観るのがとても好きなので、絵画でも写実的なものが好みです。

HASEOさんの作品はとても大きくて、多くのモデルさんが趣向を凝らしたお衣装で、メッセージを込めた表現が随所に込められていて、そのすさまじいパワーに大感激しました。

どの作品も、小さな隅々までメッセージに溢れていて、人の思惑や愚かさ、争いや希望などテーマがあり、全力で表現されています。

娘にパンフレットを買ってやり、私は個展のメッセージカードを大切に保管しました。

時々、カードを取り出しては、あのときに受け取ったパワーを思い出し《最高の魔法~》のメッセージを穴が空くほど見詰め、自己を信じる気持ちを強く維持してきました。

挫けそうな思いに囚われて、挫折しかけた時も少なくありませんでした。
何もかもが忙しすぎ、物量的に膨大で、私一人では創りきれないと投げ出しそうになることもありました。

でも、魔法を自分でかけなければ、誰が魔法をかけてくれても、信じ抜くことは出来ないでしょう。

「魔法だから手にできただけだ」なんて、自分自身が置き去りになったら、魔法で手に入れたとしても、その場所を維持することも叶いません。

魔法は自分が主体でなければ、効果はないのと同じです。
2015年11月の私は、何も持っていませんでした。

先の見えない真っ暗な時期に、HASEOさんのメッセージは心の奥深く突き刺さるように感じました。

2016年の春に、もう一度自分の足で立ちあがり、己の才覚で生きてみたいと考えました。

その為には、長年の技術しか他者より得意なものはなかったので、顔面蒼白になりながらもミシンを動かし、アイロンのボイラーのスイッチを入れ、機材を再び動かそうと決意しました。

皆様のおかげさまで、運営を継続していけそうな気がしてきた最近ですが、新たな活力源が欲しくて、また結果に繋げられていることを、HASEOさんに出来たらお伝えしたくて出かけてきました。

今日は15時からHASEOさんの解説がある日なのです。
パンフレットの裏にサインをお願いできるので、2015年のカードも持っていき、HASEOさんにお見せして、このメッセージを励みに、宝物にして頑張ってこれたと報告できました(●^o^●)

【審判】の三部作などあの日と同じ作品も飾られていて、また観れるとは思ってなかったので、2015年の時とは違った気持で再会できたことがとても嬉しかったです。

HASEOさんの【最後の晩餐】の解説を聴けて、圧倒的な表現が何を示しているのか意味が分かって、世界観に脱帽しました。
リンク先のHASEOさんのコメントの言葉も、解説をお聞きしたいまは、何が言いたいのか少し近づけた気がします。

 

ドレスの絵画や写真を見ると、ついドレープの三つ巻きステッチが縄(ねじれ)になってないか、細かいことが気になってしまいます。
ちょっとだけ発見して、挙動不審な動きになってしまいました。

そんなところじゃなくて、光の配分とか、構図とか、(見るとこといっぱいあるから!)と思うんですが、ついつい性分が出てしまいます。

アクセサリーを担当されたデザイナーさんもいらっしゃっていて、ドキドキしました。
やっぱり製作者ご本人様がいらっしゃるときの個展は、行くべき価値が高いですね。

服作りをする者にとって、完成された作品を観ることは、ミシンやアイロンのテクニックの技術とはまた違う、感性の根底を揺すぶる衝撃があります。

私がPLEATSPLEASEのパリコレの作品を縫わせていただいたのは1993年度でした。
全世界が称賛したPLEATSPLEASEの誕生です。
東京コレクションで見せていただいたり、

カネコイサオワールドでも自分が縫ったものをモデルさんが着て歩く、作品の完成の形を見れることは、非常に興奮するし、テクニックの部分をヒマさえあれば考えるようになった大きな要素です。

もちろん、カタログにも自分が縫ったものが撮影され表現されているのも、大きな刺激でした。

生地の質感の違いがくっきりと写された、表現などメッセージ性の強いものは、心の奥底に響いてきます。
デザインのこと、洋裁のことだけでなく、完成された作品を多くみるで、目を養うことも重要です。

HASEOさんの作品はディテールが非常に細かくて、大きく展示されていますので部分的なところも拡大して見れるので、とても勉強になります。
ぜひ機会を作って、本物を見に行かれてはいかがでしょうか。

ずぼらでもパリコレは、皆様のおかげさまで、運営を安定して継続していけそうな気がしてきた最近です。

新たな活力源が欲しくて、HASEOさんのポスターやカードなど買いたかったのです。

15時からHASEOさんの解説がある本日でしたので、チャンスがあったらお礼が言いたいなと思っていました。

パンフレットにサインをしてくださったHASEOさんにカードをお見せして、涙が出てしまいましたが、宝物にしている事と、奮起して安定してきたことをお話して、握手していただきました。

一生忘れない大切な日になりました。
皆様が支えてくださったからです。

ずほらでもパリコレを、いつもご贔屓にしてくださってありがとうございます。
これからも何卒よろしくお願い申し上げます。
 

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