こんにちは。「ずぼらでパリコレ」洋裁が自宅で学べる365回講座の小川タカコです。
台衿付きシャツカラー連載 その1
台衿付きシャツカラーDVDマニュアルの有料商材の中から、公開できるものがあったので、連載を始めます^^
9回まで続き物です。
書けるのは短くなりますが、アパレルの裏話も書いていくので、楽しんでいただけたら嬉しいです。
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②衿などの形をしっかり付けるものは指で瞬間冷却
③衿の先端のアイロンは、中側の形が決定する
④衿先の縫い代の処理不足は、ミシンの縫い目から縫い代が脱走する
⑤衿の縫い代を表になった時にあいまいを残さず衿の厚みを薄くする
⑥台衿付きシャツカラーの最初にするのはシャツカラーを完成させる
⑦衿のとがりを出そうとして飛び出した縫い目は戻りにくいので注意
台衿付きシャツカラーの裏衿側にノッチを必ず入れないとならない理由
お取り先は電話でアポイントを取って、弾丸営業
横浜のマンションに住んでいたのは、20代半ばから30代半ばまでの10年ほどです。
生後4か月の長女を連れて、分譲マンションを購入し、小さなマンションメーカーさんとのお取引jから始めて、イッセイミヤケやカネコイサオさん、六本木に自社ビルがあるメーカーさんなどなど。
大手の婦人服メーカーさんと直接取引をいただくことにこだわってました。
コツコツと会社規模やアパレルの傾向と内容が、自分に適している会社さんを探しては、企画室のご担当者の方に電話をつないでいただき、お伺いしてをして弾丸営業に行きます。
「サンプルの仕事を私にやらせてくれませんか?」とお願いするスタイルで、コネなどを使わずに、お取引先を大きくしてました。
大体は呆れられ、お叱りも頂戴していましたが、時々チャンスが巡ってくるきっかけに、暗いついていく感じでした。
アパレルメーカーのサンプルは、一時期に集中するのが常
お仕事が取れても、アパレルの新作発表の時期は必然的に決まっています。
パリコレに発表する企業さん、パリコレから少し遅れた期日の東京コレクションに発表する企業さん、展示会として会場で行うスタンスなど、いろんな方法でバイヤーさんから注文を取ります。
サンプルとは、そのファッションショーや展示会用専門の、見本(サンプル)です。
期日はほぼ横並びですので、どうしてもダブルブッキングは当たり前で、トリプル、スーパートリプル、そのもっと破滅的ブッキングなど、起きてしまうのは避けられません。
そして、その集中する時期を超えると、パタッと仕事が来ない訳ですから、稼げるときに稼ぐために、助っ人になってくれる下請け屋さんも、探して、穴が空かないように布陣をする必要もあったのです。
下請けが出来る腕前の人は、当然、多くのつてからお仕事が舞い込みますから、私のような個人が運営している規模の仕事を、仕事が集中する時期に引き受けてくれるわけはないのですが、たまたま手が空くチャンスと一致したりもするので、横のつながりも作る必然がありました。
台衿付きシャツカラーなどシャツ専門の町工場さんとの出会い
私が下請けをしてくれる技術を持った人を探すのは、地元の情報誌を使ってました。
募集のところに枠を買って、高いですが2~3回募集をすると、何件か問い合わせがあり、お取引が始まるといった感じです。
その時に、シャツ専門のご夫婦で町工場を運営されていらっしゃる方が、近くにお住まいになっていることを知ったので、いそいそとお宅に伺って、お仕事を手伝っていただけることになって、いろんなことを学びました。
シャツの尖った先端の縫い代は切り落とすのは間違い
その時、機材の様々を見せてもらい、衿の先端をひっくり返す機材を見たときは、
すごい!と狂喜して、
アイロンをしてこれでひっくり返せば、プロの仕上がりになるんだ!
ものすごく興奮したのを覚えています。
そこで自分の仕事でもやってみたいから、貸し出してくれないか?とお願いしたのです。
その時の話は、連載の中で書いていくのでお楽しみに^^
今回はその時に
衿の先ってのは、縫い代を切り落としちゃあ、とがるわけがないだろ?
衿の先を尖らせるために、縫い代があるんだからよ?
ニヤニヤしながらそう言われたんです。
私はこのように縫い代を切り落としていたので、尖らないのだと知りませんでした。
9回の動画で、このように縫い代をカットするととがらせられないリスクについて、お届けします。
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